数日前に書いたギルバート・リン博士や、PUFAが危険だと言い出したRayPeat博士は、
なぜ、既存の理論を超えたことを言い出すことが出来たのか、っというと、
彼らは、50年前や100年前、または150年前に人々が行っていた実験を広い文脈で見始めたからだったのです。
現代は言論統制がされているっていうことはもう気が付き始めた人たちも多い今日この頃だけど、それってじゃあいつからされていたのだろう?ってことなのだと思います。
私は、栄養に関しては、その事が全然結びついておらず、自分に理論とは合わない不可解な現象が起きてきて「はた?」と立ち止まるきっかけをもらえた事が本当にラッキーだったと思います。
博士たちは、いち早くそれが起こっている事に気がついて、固定に信じこんでしまっていることを振り払って、過去に誠実に行われていた研究を引っ張り出して見始めたときに、
体では何が起こっているのか、が見え始めたそうです。
今栄養学の世界でも起こっていることは【今ある権力】が、
売りたい【もの】に適合するような文脈が再構築されているということなのです。
それは、遠いところでの戦争の話ではなくて、日々、私達が口にするものの話なのです。
そもそも、博士は、細胞というものが脂質二重層の膜であるという認識が間違っていると言います。
「PUFAは必須脂肪酸で細胞膜を構成する成分だから大事!」と栄養学で習い、
栄養をやっている人の中ではある意味揺るぎない【常識】なのですが、実はそうではないようなのです。。
細胞って、脂質の2重膜に包まれているのではなく、
それぞれが引き合って規則性を持って整列している物質の単位って感じっぽいです。
つまり、【膜なんてない】んです。 【細胞膜なんてない】これには、私もガビーーーン、という感じです。
【PUFAは細胞膜を構成する必須脂肪酸だから絶対とらなきゃ】っていう信じ込まされていた【常識】は一体どこから。。。
と、遠い目になってしまいそうですよね。 細胞膜がないということについて、博士が示している実験は2つあって、
1つ目はオスミウム酸染色法の実験です。
ピート博士によれば、脂質二重膜はオスミウム酸染色で観察されるはずですが、実際にはそうではないと指摘しています。
オスミウム酸染色では、細胞表面に二重膜のような構造が現れるはずですが、実際にはそのような構造は見られないのです。
2つ目は、凍結技術による実験です。
凍結技術による実験では、細胞を凍結してから急速に破断します。
その後、細胞の断面を金属や炭素でコーティングし、電子顕微鏡で観察します。
通常、脂質二重膜は細胞の表面を覆っていて、それがあるなら、凍結後に観察されるはずなのです。
でも、この実験では、細胞が凍結されると脂質二重膜が壊れ、観察される構造が脂質二重膜に似ていないことがわかります。
つまり、細胞の構造は脂質二重膜だけで形成されているわけではなく、
他の要因も関与している可能性が示唆されています。
この細胞たち、それぞれが引き合って規則性を持って整列している。
物質のまとまりの単位として【細胞】という形がとられてるみたいなのですが、
そもそも、細胞として一個一個が集結して機能するためには、ATPというエネルギーを使っています。
具体的には、ATPが分解されるときに電子を受け渡すのだけど、その電子が受け渡されてやり取りされる中で、電気エネルギーが起こっているのですね。
なので、エネルギー不足ということは、つまり、この受け渡しに使う電子がすくなくって、いろいろな司令にもなる電気エネルギーが不足していくのですね。
つまり、細胞というのが、集まっている分子のその引き合う力でなにかの集合体をなして、
それが細胞ってことになって、その細胞が引き合う力で組織ができて、って実はすごく引き合う力でなりたって居て、その力の根源がエネルギーのATPだったりするのですよね。
ピート博士は、ATPの不足が細胞内の物質の引き合う力に影響を与え、その結果、細胞の構造や機能が不安定になることを示唆しています。
具体的には、ATPがエネルギーの供給源であり、細胞内でのさまざまな生化学的反応や細胞内の構造の維持に必要不可欠な役割を果たしていることを述べています。
したがって、ATPの不足は細胞内の代謝活動や物質輸送などの生理学的プロセスに影響を与え、細胞の健康や機能に悪影響をもたらす可能性があると述べています。
私達は毎日作り変えられているというのは、まんざら嘘ではない表現になるのです。
私たちの体は常に細胞の生産、修復、再生を行っており、新しい細胞が古い細胞と入れ替わるプロセスが継続的に行われています。
このため、私たちは毎日作り変えられており、体の組織や機能が更新されていると言えます。
このプロセスも、細胞がエネルギーを利用して行われるため、ATPなどのエネルギー源が必要とされます。
エネルギーが十分でない場合、細胞は水分を制御する能力を失い、水分が細胞を制御し始めるといわれています。
つまり、【水】というのも、ただ間を埋めるために存在しているものではなく、しっかり機能のある物質として存在しているのですね。
ATP不足で物質の制御がうまく行かなくなった結果として、水分のコントロールも効かなくなってるというのです。
これは、浮腫や腫脹などの多くの医学的問題を説明するものであり、細胞膜理論では十分に説明がつかない事象だということです。
細胞が整合性取って機能するために、ちゃんと糖とろう!!!ってますます思ったことでした。
さて、今日の内容がなにか参考になったら嬉しいです。
また、お伝えしていきますね。