糖質制限ダイエットは、一時的に体重を減らす効果があると言われてて、未だに本当に沢山の人がそのダイエット法をしているとおもいますが、レイ・ピート博士は、このダイエット法に対して反対の立場をとっています。
代謝を上げて健康美を目指すための、プロメタボリックアプローチでは、
糖質を制限すると代謝が低下し、長期的には体重減少が止まるし太りやすくなるし、その他の疾患がでてくるという見解です。
糖質を制限すると、短期的には脂肪が分解されて体重が減少しますが、長期的には体がエネルギー不足に陥り、
代謝が鈍化してしまうのです。
これに関して考えるべき点はいくつかあるのですが、まずは、糖質は代謝の燃料だということが一番大切なポイントです。
レイ・ピート博士によると、糖質(特に果糖やショ糖)は体にとって重要なエネルギー源です。
糖質を制限すると、体はエネルギーを得るためにストレス状態に入り、コルチゾールやアドレナリンといったストレスホルモンが増加することはこちらでも度々お伝えしていますね。
これにより、最初は脂肪の分解が促進されるものの、長期的には代謝が低下し、体が脂肪を蓄積するようになります。
糖質が不足することで、体がストレスに対応するためにホルモンを分泌し、エネルギー代謝が低下していく過程が、徐々に痩せにくくなる原因となります。
そして、ストレスホルモンの影響として、起こることがあります。
糖質が不足すると、肝臓に貯蔵されたグリコーゲンがまずは減少します。 グリコーゲンが不足すると、体はコルチゾールを分泌し、筋肉や脂肪を分解して糖を作り出します。
この過程が長期間続くと、筋肉が分解され、甲状腺機能の低下や代謝全体の鈍化が引き起こされます。
最初は体重が減っても、次第に痩せにくくなる理由はここにあります。
では、一度そうやって、落ちてしまった 代謝をリセットするのはどうしたら?という人もいるかもですね。
これには糖質が絶対必要です。
ピート博士は、代謝を再活性化するためには、適切な糖質摂取が必要だと強調しています。
特に、果物や蜂蜜、果糖などの消化しやすい糖質を摂取することで、肝臓のグリコーゲンを補充し、ストレスホルモンの分泌を抑えることができます。
これにより、代謝が正常に機能し、体が脂肪を効率よく燃焼できる状態に戻ります。
糖質制限って短期にどうのこうのっていう話じゃないから、絶大な人気を今なお誇っているのだけど、長期的なデメリットを知ると、誰もやりたいとは思わない方法なはずです。
長期的な糖質制限は、代謝の低下だけでなく、ホルモンバランスの乱れや、特に甲状腺機能の低下が引き起こされて、慢性炎症の起きやすい体になっていきます。
甲状腺機能が低下すると、体温が低下し、エネルギーレベルが下がり、その頃には、体脂肪の蓄積はもちろん促進してしまいます。人生の健康度を見た時に、太る痩せるだけが大切ではないのです。
一見痩せているけど、筋肉がついていな脂肪ばかりの人も実は危険信号です。
そして、筋肉がついているように見えている男性も、実は、脂肪がないから筋肉が丸見えになって、筋肉がついているように見えているだけかも知れません。
筋トレしても筋肉つかないのは、糖が足りないから。足りない糖を賄うために、体はせっせと筋肉を分解しているのです。
つまり、糖質を制限することで、痩せにくい体質が形成されてしまうし、痩せたのを維持したとしても、筋肉がつきにくい状態になってしまっているのです。
私達は痩せたいとか美しくいたいとか、そのために糖質制限ダイエットをするわけで、誰でも代謝のメカニズムをちゃんとしっていたら健康を損なうことになると理解して、そんなアンバランスなダイエットには手を出さなくなると思っています。
この微力な活動が人の常識を変えるのにはどれくらいかかるのだろう。。。と遠い目になりそうですが、淡々と発信し続けようと思ってます。
今日の内容が参考になったらうれしいです!