ファスティングって良くないの？

朝起きた時の体温が３６．６Cある状態。（夜中に何度も目が覚めて、朝の体温が高いのは、夜中にストレスホルモンが出て、筋肉を分解してエネルギーにしているから逆に甲状腺は機能低下している状態なので要注意）

断食が非常に有害になるのは、食事を長時間摂らないことであなたの遊離脂肪酸を増加させてしまうからなのです。

もし、あなたが非常に良い健康状態にある場合、肝臓は糖の貯金をグリコーゲンという形で蓄えていて、それを身体は切り出すのでストレスなく8時間は簡単に耐えることができるのですが、その肝臓の予備が低いほど、本当は、より頻繁に糖質を補給すべきなのです。

夜間に目が覚めるということは、すでに肝臓の糖貯金が少ないよってことなのです。

長時間糖質を摂らないか、完全な断食をすると、血中の遊離脂肪酸が増加してしまいます。

遊離脂肪酸が血中に存在することで、グルコース（糖）が減少した状態では、遊離脂肪酸の多すぎるバランスによってグルコース（糖）はミトコンドリアでエネルギー代謝に使われる事ができなくなってしまうのです。

阻害されて、酸素とうまく結びつく事ができなくなってしまうのです。

ミトコンドリアの方にうまく移行できずに、結局細胞の中で乳酸が出来ていきます。

そして、乳酸はたまると良いものでは決して無い、ということは以前もお伝えしたかと思います。

なので、血中で、遊離脂肪酸とグルコースのバランスが脂肪優位に達すると、あなたの乳酸レベルは自動的に上がってしまって、ストレス状態になり、全身は、ストレスを減らそうとする動きを始めるのです。

（アドレナリン上昇、コルチゾール上昇）

そして、それはあなたが糖尿病またはがんのような代謝を持ってしまってる状態になるということです。

（え？癌って糖をつかうんじゃないの？脂肪をエネルギー源としてつかうの？

という疑問がある方は、私のインスタに行ってもらって、【癌は砂糖が好き？】というのを挙げているので見てみてください。

「糖尿病ですね」と言われる時に、体の中で起こってしまってる事は、「糖（グルコース）が十分に代謝されない」という事なのです。

「その状態が長期的に起こり続けている」という事が現れているだけのこと。

血糖が上がる事が【悪いこと】という認識で、血糖が上がらないように糖質を控えるダイエットをするのは結果しか見ていないことなのです。

食べた糖質が使えない身体だから血糖が上がりすぎる事が起こっているので、問題は、糖質が使えないことなのです。

糖（グルコース）がうまく使えず、それに比例して脂肪を動員してエネルギーにしているので、糖尿病末期の人は痩せるのです。

脂肪が使われると、グルコースの代謝産物であるピルビン酸がうまく使えなくなって、その結果乳酸が増えてしまうのです。

この代謝形態は癌や糖尿病、炎症のときの代謝として知られています。


つまり、事の起こりは何でしたか？

すでにPUFAの蓄積で甲状腺機能の低下を起こしてしまっている私達が８時間以内であっても断食をすることはとっても危険です。


だから、まず、「夜間に目が覚める」というクライアントさんには、夜寝る前に【糖の補給】をしてもらっています。

断食派からしたら「え〜〜〜！お腹空っぽでねるべきなのに、なにか食べて寝るなんてありえん！！！」

と言われそうな事ですが、私達が注目したいのは【甲状腺機能】ですからね。　

Ray Peat博士も夜間のえねるぎーのためにシンプルな糖を取り入れることを推奨しています。

夜間は身体は色んな仕事をしています。身体の修復も副交感神経優位な状態の睡眠中の仕事です。

私は、仕事をパッツパッツに入れてしまっていると、休息が足りなくて、そうすると、滞りなく体内で進むはずの身体の修復、解毒は外側の発疹などの軽い炎症として、出たりします。

食べるものに気をつけているつもりでも、全部をオーガニックものになんか買えないし、空気中には花粉、PM2.5など、いろんなものが飛んでいて、知らず知らずに毎日それらを体内に入れています。

身体はせっせ、せっせと解毒の仕事をしてくれているのですね。

でも、その解毒の仕事にも膨大なエネルギーが必要です。

そして、最も血中に浮遊させたくないものは、PUFAが分解された遊離脂肪酸なのです。

体内の中性脂肪に、もうすでに溜まってしまっているPUFAはゆっくりゆっくり飽和脂肪と置き換わり、肝臓の解毒を通して体外に排出させることが今私達がとらなければならない方法です。

ファスティング流行りですが、【脂肪を分解！】っていうキャッチーな言葉に騙されてはとっても危険です。

さて、私の健康ジャーニーの続きがあったのですが、今日はまた脱線してちょっとファスティングについてお伝えしました。

今日の話がなにか参考になったら嬉しいです！