多くの人が気づいていないかもしれませんが、体温が低いということは、ただ単に「寒がり」であるというよりも、もっと深刻な健康の兆候かもしれません。
実際に、体温の低下は甲状腺機能低下の一つのサインとして現れることがあるのですね。
甲状腺は、体の代謝を調整する重要な役割を果たしており、
その機能が低下すると、体温の維持にも影響が出てきます。
甲状腺機能低下は、体温の低下だけでなく、疲労感、体重増加、気分の落ち込み、便秘といった他の症状を引き起こす可能性があります。
このような症状は、日常生活に大きな影響を及ぼし、放置するとさらに健康状態を悪化させる可能性があります。
なので、体温が低いと感じる場合は、甲状腺の問題の兆候かもしれないという認識を持つことが大切です。
今日は、体温を上げ、甲状腺機能をサポートするためのオススメの生活習慣の変更点をお伝えします。
①良質な糖質の摂取:
黒糖や蜂蜜、果物など、栄養価の高い糖質を適量取り入れることで、体のエネルギー生成を助け、体温の維持をサポートします。
これ、でんぷん質の糖質じゃ駄目なの?
という質問もいただくのですが、それできちんとエネルギーが上がるならでんぷん質も利用してください。
ただ、でんぷん質だとグルコースが連なっているだけなので、PUFA過剰な現代人には、ブドウ糖過剰で血糖値が爆上がりにつながる可能性があります。
②PUFA(多価不飽和脂肪酸)の摂取を避ける:
PUFAは体内で炎症を引き起こしやすく、甲状腺機能にも悪影響を及ぼします。
ココナッツオイルなど、健康的な脂肪を選ぶようにしましょう。
すべての病気のもとにはPUFAの過酸化脂質問題が潜んでいます(涙)
③朝の日光を浴びる:
朝の光を浴びることは、体内時計をリセットし、甲状腺ホルモンの生成を促す効果があります。
朝の日光を浴びることは、単に気分を良くするだけではなく、健康にも多大な利益をもたらします。
朝の日光に含まれるUVB光線はビタミンDの生成を促し、骨の健康、免疫機能の向上、さらには気分の向上にも寄与します。
したがって、毎日数分間でも良いので、朝の日光浴を習慣にすることは、甲状腺の健康をサポートし、全体的な幸福感を高める素晴らしい方法です。
④午前中に歩く:
定期的な軽い運動は代謝を高め、体温の上昇に寄与します。
特に午前中の歩行は、1日のエネルギーレベルを上げるのに役立ちます。 ここ、軽い運動というのが大事です。なぜなら脂肪燃焼はしたくないから。
PUFAを脂肪細胞に溜め込んでいる現代人は運動で脂肪燃焼させるのは危険です。
これらの生活習慣の変更により、体温の低下に対処し、より健康的な生活を送ることができます。
体って、一つ一つ体にとって必要なことをやっていったら、それに対して答えて変化していきます。
この頃しょっちゅう「こんなにカロリー制限して、運動もやっているのに、全然痩せない!昔は痩せたのに!!」という嘆きをSNSで見かけます。
それ、代謝の観点からしたら、そりゃそうでしょうよ、カロリー制限で体は飢餓ストレス状態だから、コルチゾールホルモンばんばんで、脂肪を溜め込むって当然なのですが、世の中はカロリー制限が痩せるための鉄則になっていますよね。。。
「我慢するべき」「食べたいものを食べないべき」「甘いものの誘惑は危険」。。。その考え方って、ある意味、すごくないですか? 私達の体はそんなに頭が悪いのでしょうか??
そんなに、体からの要求は「無視」するべきもので、「コントロール」しなければならないものなのでしょうか?
そうやって、いつまでもフードポリスをしていなければ、私達は健康でいられないのでしょうか??
そうではないよね、って思います。PUFAをこれだけせっせと摂取するようになったのはここ100年くらいの事で、それ以前はほとんど摂取されていませんでした。
だから、PUFAを辞めにしようね、というのは、私は制限とは感じてなくて、栄養の邪魔をするもの(添加物的な)を排除するのは自然な事だと感じています。
だって、亜麻仁油とかまずいけど、飽和脂肪のバターとか美味しいじゃん!それでいいって事なのです。
このプロメタボリックアプローチを実践し始めた人は、「食事が楽になったし、楽しくなった!」という方が多いです。
そう、食欲はコントロールするべきものでも、制するものでもない。一緒に体を作り上げていくための大切な方向性を示してくれる指針なのです。 今日の話が参考になったら嬉しいです。