昨日は、体験カウンセリングの日でした。
いつも糖をしっかり食べましょう!とお伝えしていますが、今日のご相談は逆に
「糖をたくさん食べているし、PUFAフリーしてるけど、調子が悪い」という方。
そんな事を言ったら、え?じゃあ、糖たくさんでPUFAフリーしても意味ないのじゃないの?
っていう方いるかもですが、、、
いいえ!糖はしっかり取る必要があります。
でも、私達は別に糖だけで行きているわけではなく、タンパク質も脂質も、そして、微量栄養素たちも日々の体を動かし作り変えるのに大切な栄養なのです。
結局、良い蜂蜜を買って、糖をしっかりとっても、それが利用できないと、それは流れて行ってしまうだけになって、もったいないのです。
これって、サプリとかもいっしょだけど、それを使える体になっているのか?
使えない時に高いサプリ飲んでも、一向に効かなかったりします。
でも、ある程度健康な人、つまり、胃腸機能が働いている人がサプリ飲むとエラク良く効くってことになるのですね。
糖はとっても大事だけど、糖をちゃんと使える体がベースにない場合は、少しずつでも体を作っていかなければなりません。
【本】という媒体で一対多という状態でなにかの「健康効果」を伝えた時に、それを読んだ人がじゃあ、それさえ取れば健康になる!と思うのか、それが良いとものなのだ、と知ったうえで、自分の体のバランスを取りながら、今はどの量を度のタイミングで取るのがベストなのか、を見極めながら進むのとでは、全く違う道になっていくのですね。
【糖】を、しっかり取っても、元気が出る状態に体が回復していかないなら、それ以外の栄養素をちゃんと見直してみる必要があります。
細かく問診してみたり、なにかこれかな、と思えるものを入れてみて、変化を見ながらになっていくのが、一緒にワークしている方たちとの歩みになっていきます。
アメリカに住んでいるスペイン人のヘルスコンシャスな友人にこの【プロメタボリックアプローチ】について伝えた時に、
その友人がある記事を送ってくれました。
それは、【ジョセフ・メルコラ博士】という糖質制限推進派の有名なホリスティックドクターが「糖質制限は間違いだった、
ランドルサイクルがあるということがやっと理解できた。シンプルな糖が大切だ!」
と何十ページもわたって書いた文章でした。
(ランドルサイクルとは、糖と脂肪が両方あった場合、糖の代謝が邪魔されてしまう体のメカニズムです。)
私にとって、このメルコラ博士は私がホリスティックヘルスカウンセラー始めた頃にはすでに有名で、大活躍していたドクターで超有名ドクターなので、この記事には、かなりびっくりしました。
なんでも、メルコラ博士も、Ray Peat博士の理論をその理論を引き継いで伝えている発信者&研究者の発信をひたすら聴いて、そして、「自分が間違っていた」という結論に至ったそうです。
糖質制限は短期間では効果がわかりやすく出るので、これだ!!!って思いがちなのです。
でも、体にとって、一番のエネルギー源は糖なので、脂やタンパク質をエネルギーとして回す方法をずっと続けていると、体にガタがきます。
きっと、メルコラ博士も昔ほどいい状態じゃないな、、、と悩んでいたから、誰かの言葉を聞いてみる気になったのかも知れませんね。
糖を入れても、他の栄養素が足りなくて、糖代謝が回らない時、実は体では糖質制限している人と同じような事が回ってしまっているのです。
つまりそれはなにか、というと、体が「自分の【身体】を分解してエネルギーにする」ということ。
糖質制限しようと思う人はだいたい痩せたい人が多いので、痩せて喜ぶのが最初。
でも、長期になってくると、代謝が落ちてまた逆に太ってきたりもします。
同じ量食べているのに、太る。そしてもちろん疲れやすい。それはコルチゾールの働きです。
でも、糖を入れてもうまく回せないタイプの人は、すでに体が栄養不足な状態なので、太りたいのに、太れない、、ということになります。
代謝が落ちて、体が辛い、ますます痩せる。。。
この糖質制限で太っていく状態も低代謝だし、糖をとっても糖をうまく回せない状態も低代謝。
前者はまだ、脂肪に蓄積するエネルギーがある状態、
後者は糖をエネルギーに変えれない時に、脂肪に蓄積するエネルギーさえない状態。 サロンには、両方の状態で苦しんでいるクライアントさんがいらっしゃいます。 両方とも、やっていくことはまずは甲状腺の機能を上げていく事です。
健康な体は良く食べ、太くエネルギーのパイプを回し、体が使えるエネルギーがたくさんある状態を達成すること。 でも良く食べれないなら、それはなぜか?を見る必要があるのですね。
今日の話がなにか参考になったら嬉しいです。