世の中の発酵食品ブームの影で体に起こること。

ほら、久しぶりに筋トレなんかしたら、翌日痛くなって「ああ、乳酸が溜まってる！」といいますよね。

筋トレなどの激しい運動をすると、筋肉を使うので、エネルギーが必要で、その部分の筋肉ではエネルギーを供給するために「解糖系」と呼ばれるプロセスが活発になります。

解糖系は、糖（特にグルコース）を分解してエネルギーを生み出す過程で、激しい運動じゃなく、家事したり、お散歩したり、の通常モードの時は酸素があるので、解糖系止まりではなく、反応は進んで行くのです。（好気的運動）。

でも、激しい運動では筋肉が使用するエネルギーの量が増えるけど、それに見合わず、酸素の量が追いつかなくなると、その結果、酸素を使わずにエネルギーを生み出す「嫌気的解糖」が増加し、このプロセスの副産物として乳酸が生成されていくのです。

乳酸自体が直接的な痛みを引き起こすわけではないのですが、

乳酸が筋肉内に蓄積すると、それに伴う一連の反応が筋肉の痛みや疲労感を引き起こすことがあります。

乳酸がたくさんたまると、筋肉の中が「酸っぱく」なります。

これを「pHが低下する」と言います。

pHは、ものの「酸っぱさ」を数値で表したもので、数字が低いほど酸っぱい状態を意味します。

「酸っぱい」と言っても、乳酸はお酢のような短鎖脂肪酸ではなく、有機酸なのです。

筋肉が酸っぱくなると、筋肉を動かすのに必要な小さなヘルパーたち、つまり「酵素」と呼ばれる特別なたんぱく質がうまく働けなくなることがあります。

酵素は、筋肉がしっかりと動くためにエネルギーを作るのを手伝うとても大切な役割をしているんだけど、酸っぱい環境が苦手なのですね。

だから、酸っぱい環境が続くと、筋肉はうまく収縮できなくなり、疲れやすくなったり、動きがにぶくなったりしてしまうのです。

それが、運動後に感じる筋肉の疲れや痛みの一因だったりします。

でも、運動で乳酸ができてしまってもそれは一時的なものなので、その後順番に体は分解するし、その感は疲労感がおこるけど、そう問題ではないのです。

でも、乳酸があると、糖の代謝がミトコンドリア系に進むのを止めてしまうので、それでエネルギー不足の悪循環が起こってしまうことが結構問題なのですよね。

もともと、エネルギー代謝が悪い人が、乳酸ものをせっせと取っていたら、問題がでてきます。

乳酸って有機酸で腸から血中に取り込まれるのです。

だから、体内のあちこちに行くことができます。

多すぎる乳酸は体にとって問題なやつなので、肝臓に達した時に、肝臓が貯蔵してたグリコーゲン（糖貯金）を使って、乳酸を糖に戻す事をやるのですね。

だから、貯金を崩して、それに対処することになるのです。

つまり、グリコーゲンがそもそも枯渇してるタイプの人だと、乳酸を糖に変えるたびに、エネルギーの前借りして、低血糖を起こしたりしてしまうということが起こってしまう。

発酵食品を食べるたびに、調子が悪くなる人がいるのの後ろには、そのようなメカニズムが働いているのです。

つまり、体は、低血糖を起こしてでも、多すぎる乳酸は片付けなきゃいけないのです。

そんな、乳酸なのですが、この乳酸菌バンザイな発酵食品ブームどう思いますか？

あるクライアントさんが、発酵食品ダイエット講座に参加して、その後からSIBOになって苦しみました。

それってなぜそれが起きたのか、今日のお話と、今までお伝えしたことからわかっていただけるかな、って思います。

今日の話が参考になったら嬉しいです！　



体内のあちこちで乳酸は、筋肉を肺が酸素供給を十分に保つよりも速く使うときにストレスによって通常生産されます。

乳酸は血流に入り、肝臓に達し、肝臓は乳酸をグルコースに戻すために余分なエネルギーを使わなければなりません。

その間、肝臓は乳酸をグルコースに戻すために、肝臓が貯蔵していた糖を使ってしまいます。つまり、肝臓がグリコーゲンとして貯蔵していた糖を無駄にしているのですか？

はい、おそらく甲状腺機能低下症だったため、ケフィアのパックを飲むだけで偏頭痛になるほど敏感でした。

乳酸が実際に血糖値を下げていたのですか？

はい。それ以来、発酵製品を食べるたびに様々な症状が出る人に何人か出会いました。

酢タイプの発酵はわずかに有毒ですが、乳酸が持つ血糖値を乱す効果には参加しません。

つまり、それはすべてのプロバイオティクスですか？ええ、乳酸を作る一部のプロバイオティクス菌もいます。

彼らは保護的な他の物質を生産することができますが、糖から乳酸を生産することは望ましくありません。