日常生活で疲れが溜まっている時や集中力が低下するときには、私達は気がつくことと思います。
そして、あーなんか、甘いもの食べたい、とか、あーコーヒー飲みたい、という感覚が起きるとおもうのです。
その感覚、それは全く正しい感覚です。
甘いものはさんざんこちらでお伝えしているように、糖が体のエネルギー源だから、体がそれを求めているわけですよね。
そして、コーヒーはエネルギー代謝を回してくれるカフェインが入っているので、体はその刺激がほしいのです。
ちゃんと体は、分かって、コーヒー欲しいっとかって感覚を出してくれています。
そこで、疲れたなーってタイミングでコーヒーをブラックで飲む方が本当に多いのですが、それは副腎疲労を悪化させます。
なぜなら、コーヒーの刺激で体はエネルギー回路を回すのだけど、肝心な血糖がない場合は、コルチゾールを分泌して、血糖を作らせてからエネルギー回路を回すのです。
つまり、これで、コルチゾールを無駄遣いすること、更に、コルチゾール刺激で体のタンパク質が糖に変換される過程では、そこでエネルギーを無駄に消費してしまい、結局、トータルとしては、赤字になるのです。
だから、ブラックコーヒーで空元気を出すのはとっても危険なやり方です。
だから、コーヒー飲む時には、必ず糖を一緒に取ってもらうことにしています。
そうすると、コーヒーは糖代謝を回してくれる食品になるのです。
そして、こういうふうな、「ああ、疲れたな〜なんかほしいな、、、」って思うのは、
しばしば見過ごされがちな原因、つまり脳のエネルギー消費に起因していることが多いのです。
私たちの脳は、静かに、しかし絶えず活動を続けるエネルギーの大消費者です。
この不思議な臓器がどのようにして私たちの基礎代謝率(BMR)の大部分を占め、
私たちのエネルギー資源をどのように利用しているのか、というと、、、
まず、脳は、基礎代謝率のなんと、約19-25%もの量を消費しているといわれます。
すごくないですか?小さな臓器ですが、1/5ものエネルギー量を消費する臓器なのです。
これは、脳が決して休むことなく、眠っている間もニューロンが互いにコミュニケーションを取り続けるため。
さらに、日中に活動しているとき、特に集中して作業をしているときや、ストレスが多い状況にあるときは、この消費率はさらに上昇してしまうのです。
忙しい心、つまり常に考えたり悩んだりしている状態は、脳のエネルギー需要を大きく増加させます。
これは、脳が私たちの感情、思考、そして身体の動作をコントロールする中心であるためです。
不安やストレスを感じると、脳はこれらの情報を処理するためにさらにさらに多くのエネルギーを必要とし、その結果、途方もない疲れや疲労感を引き起こしてしまうんですね。。。
悩みがある状態って、PCで裏でずっとひとつのアプリケーションが起動し続けて回り続けているようなもので、本当にエネルギーバンパイアなのです。
プロメタボリックアプローチをやっていると、極度の悩みの中にいる時には、せっせと糖をとっても体温が上がらなかったり、食事をしてもエネルギーの漏れみたいなのが起こっている事を感じたりします。
だから、体を健康に維持するためには、メンタル的なストレス対応ってめっちゃ大切な事になります。
見えないエネルギー的なふわっとした話ではなく、物理的に損傷が起こるからなのです。
わたしが行っている講座では、身体のことだけではなく、メンタルのこともガッツリやるのは、そのためです。
自分がネガティブな感情をもつことの下には、何かしら、誰かによってインストールされたプログラミングが回ってる事がほとんどです。
誰が自分にそのプログラムをインストールしたのか、というと、それは親だったり社会だったりまたは、自分自身だったりするのだけど、それが奥底に埋まってしまっている状態で、自分の根底にそのプログラムが回っていることすら普段は気がついていない(意識できていない)けど、その不要なプログラミングは、なにかの出来事に対して、反応するのですね。
自分のやりたいこと、行きたい姿と、そのプログタムが合わなくなったとき、私達は、こうやるべきに縛られて、やりたいことに迎えない感覚になってしまうのですね。
それを見ていく作業をしていき、そのプログラムをアンインストールしていくので、軽くなっていくし、「じゃあ、自分はどうなりたいのだろう?」
という、【問い】を自分に立てれるようになります。
その【問い】によって、自分の中に本当はエネルギーを注いだほうが良い自分にとっての今の【答え】が出てきて、勝手なプログラミング出回るサイクルから抜け出て能動的に生きる事ができるようになっていくのです。
自分や世界に対する見方が変わっていくのですね。
この前の週末は親戚の子の悩み相談で、普段カウンセリングでやってる話をその子にも伝えていました。
日々の疲れや「ブレインフォグ」を減らすためには、まずは、糖がすっごく大切。
クライアントさんたちは、このプロメタボリックアプローチの道に入ってもらうと、いろいろな事に気がつく様になってきます。
「感覚」が働くのは、そこにエネルギーが行き渡っているからなのです。
でも、エネルギーバンパイアな思考が出るなら、そこにはメンタルのアプローチがとっても有効になっていきます^^
あるクライアントさんから、LINEで「〜やはり、栄養とメンタルの総合力というか、総合的なケアになるんだなぁと感じています。ありがとうございます。」
というメッセージが来ていました。
今までメンタルのことをされて来た方だったので、ほとんど栄養の事がメインにはなるのかな、と思っての講座のスタートでしたが、このプログラムでお伝えしていることで、逆に今までされてきた事のピースがはまった経験になられている状況です。
さて、こちらでは、栄養メインでお伝えしていた部分が大きいのですが、思考はエネルギーバンパイヤなので、そこのケアも必要になるよ、というお話でした。
なぜなら、心と体は健康の両輪なので。
さて、今日の内容がなにか参考になったら嬉しいです。