頑張って食べないダイエット

健康的な減量は、体が健康な状態のときに起こります。

不健康な状態、身体がストレス状態で起こる減量は、短期の効果絶大だけど、長期の効果は全くマイナスで、身体を病気に導きます。

健康状態での自然な減量にに先立って減量しようとすると、体は「ストレス状態」に逆戻りします。

ストレス状態には、不安やうつ、睡眠不良、性欲の低下、消化問題、PMSや更年期症状の悪化、髪の抜け毛、低エネルギー、気分の低下、手足の冷たさなどが伴います。

わたしがオススメしているのは、プロメタボリックアプローチでの健康な減量です。身体を癒やす事が先になってくる方法です。

今、体を癒やしながら減量したいと思っているあなたにとって、これが最も理解しにくいことの一つなのではないかな、と思っています。

だって、誰もが余分な体重を抱えたいとは思いませんもんね。

もちろん、それ、よく分かります。

でも、もしあなたの体が「健康な」機能（排便、睡眠、消化、髪の成長、日中の機能、生理や性欲、身体の温かさ）を果たすことに

苦労しているなら、少なく食べたり、もっと動いたりして、急速な減量を試みることは、

体のさらなる機能不全を引き起こすだけになってしまうのです。

プログラムに参加されている方が「最初は痩せたいって思っていたけど、本当は、痩せたいのではなくて、糖代謝が回る身体で心穏やかに生きたいのだと気がついた」とおっしゃっていました。

それでも、先日の健康診断で前回に比べてウエストが−５ｃｍになっていたとのことでした。


ストレスをかけて体重を落とすこと（極端なダイエット、過度の運動、食べないことなど）は短期に効果があります。

でも、それがあなたが望む健康な体と代謝を決してもたらすことはないのですね。

ストレスによる減量を試みる人はリバウンドしては、自分の意思が弱かった、といいますが、これは意思の問題でもなんでもないのです。

身体はただ、健康になろうとしているだけ。

短期のストレスフルなダイエットは、健康の長期ゲームでは、価値が全くないものになります。

以前、アメリカでジャザサイズのクラスに参加している時、知り合ったコニーという６０代の女性がいました。

とってもおしゃれな方だけど、とても痩せてて、皮膚が６０代とは思えないほど、年を取ってる方でした。

彼女にヘルスヒストリー（健康履歴調査）をする機会があり、ゆっくり話を聞く事があったのだけど、彼女が言うことには、ずっと極端なダイエットをしてきて、生理も早く止まり、骨粗鬆症にもなってしまったのだ、と。

若い頃には、「痩せたら美しくなる」と信じて疑わず、どんなストイックなダイエットでも、美しくなるためにやってしまったりするのです。

それが、何年後かの自分にシワを作り、骨粗鬆症にするなんて、その時には思いもつかないのかもしれません。

枝先と葉（極端なダイエット、過度の運動、ストレス）で家を建てることは、しっかりした材料（食べ物）、忍耐（休息）、しっかりした建築計画（食事と運動計画）、本当に家の事を考えている請負業者（自己愛）と時間をかけて組み立てられた家（体）の強さと長寿を決してもたらしません。

どうか、体を癒やすための時間を取ってください。

体が健康な状態（一晩中眠れる、痛みのない生理、良好な消化、良い気分、一日中のエネルギーがもつ状態、髪が良く成長する、性欲があるなど）になったら、もっと動いたりしても体を壊すことはありません。

そして、健康的な減量ができるステージに立てるのです。

この道のりは、短期のダイエットよりも少し時間はかかるかもしれませんが、体を健康な状態に作り上げた上で、健康的なダイエットをすると、ヨーヨーダイエットではなく、健康的に維持されている体重として一生キープすることができるのです。

今日の話がなにか役に立ったら嬉しいです！
またお伝えしていきます！