「最近、どうしてもモチベーションが出ない…」「やる気が湧かないけど、なんで?」
「やる気が起きないのは、わたしの怠け心かな」そんなふうに思ってませんか?
実は、その「やる気のなさ」は脳内の神経伝達物質である ドーパミンの枯渇に原因があったりします。
しかも、このドーパミンが不足するのは、ただの「怠け心」なんかではなく、
慢性的なストレスが引き金になっていることが多いのです。
今日はそこら辺のことをお伝えしたいと思っています。
そもそも、ドーパミンとはなんでしょう?
まず、ドーパミンは脳内で「モチベーション」や「快楽」に関連する神経伝達物質です。
私たちが何かに対して意欲を感じたり、集中できたりするのは、
ドーパミンがしっかりと分泌されているおかげです。
このドーパミンが十分に分泌されていると、私たちは目標に向かって努力する意欲が湧き、
やりたいことに自然と取り組めるようになります。
でもね、ここで問題となるのがストレスです。
ストレスがかかると、体は「闘争か逃走」の状態に入り、アドレナリンやノルアドレナリンというストレスホルモンが分泌されます。
これにより、私たちは一時的に危機に対処できるようになるのですが、問題は慢性的なストレスが続く場合なのです。
ストレスが持続すると、脳は【ドーパミン】を【アドレナリン】に変換してしまいます。
あれ、この【アドレナリン】なんかこのニュースレターでも馴染のあるキーワードですよね!!
そう、アドレナリンは緊急時のストレスに対処するホルモン。
これは「今すぐに対処しなければいけない危機だ」と脳が判断し、エネルギーを優先してアドレナリン生成に回すために、アドレナリンの分泌量が増えるのです。
この結果、、、、どうでしょう。
アドレナリンを作るためにドーパミンがどんどん消費されてしまうという事態になってしまう。
こういう流れで、モチベーションを感じるためのドーパミンが枯渇してしまうのです。
では、ドーパミンが不足するとどうなるのでしょうか?
ドーパミンが不足すると、次のような状態に陥ります。
- やる気が出ない:モチベーションを感じるためのドーパミンがないため、何をやっても楽しくなく、意欲が湧かない。
- 無気力・集中力の低下:
ドーパミンは集中力や注意力にも影響します。
ドーパミン不足により、頭がぼんやりしたり、集中が続かなくなったりします。 - 慢性的な疲労感:
ストレスが重なると、体が常に緊張状態になり、疲労が取れにくくなるだけでなく、ドーパミン不足で気力も失われます。
前はあんなにやる気に満ちていたのに、なんかもうモチベーション沸かないなああああ。
ああ、また私のサボり癖だわ。。。
そう思っていた人がいたとしたら、それは脳内のホルモンのせいであって、あなたの意志力の問題ではないってこと。
つまり、それは、ホルモンを正常化することで対処出来る問題なのです!
どうすればこの「ドーパミン枯渇状態」から脱出できるのか、ということですが、
その答えは、ストレスホルモンを抑え、ドーパミンの生成を促進することなのです。
今日はドーパミンを取り戻すための3つのステップをお伝えしますね!
具体的には、以下の3つのステップが効果的です。
ステップ1:糖質を適切に摂る
Ray Peat博士のプロメタボリックアプローチの理論では、糖質(特にフルクトースやグルコース)が、体のエネルギー源として非常に重要です。
糖質が不足すると、体はストレスを感じてアドレナリンを過剰に分泌します。
逆に、適切な糖質を摂取することで、ストレスホルモンを抑え、ドーパミンの枯渇を防ぐことができます。
おすすめの糖質源は、いつも言ってるように、黒糖、はちみつ、果物ジュースや熟した果物です。
これらは、簡単にエネルギーに変わり、脳に必要な栄養を迅速に供給してくれます。
ステップ2:リラックスする
慢性的な精神的なストレスは、体に過度な負担をかけ、ホルモンバランスを崩します。心のことが体のホルモンバランスに影響することに繋がらない人が時々いるのですが、精神的な問題は体の問題に直結します!!!
だって、外出先から家に帰ってきた時に、自宅に到着するやいなや、「お手洗いに行きたい」衝動が出る人多いのですが、それはどうしてだと思います?
「家に帰ってきて、ほっと安心したから」です。
無意識レベルでほっとしたことが自律神経を交感神経から副交感神経優位に切り替えて、排出という副交感神経優位の意識を起こすわけです。
つまり、何を言いたいか、というと、無意識レベルであなたが感じていることが、バンバン体には反映されているよ、ってことです。
ストレスの閾値を上げるためにも、十分な睡眠やリラクゼーションタイムをとってください。
その事がストレスホルモンの分泌を抑え、ドーパミンの正常な生成を助けます。
短時間でも構わないので、深呼吸してみたりやゴロゴロしてみたり、お気に入りの音楽聞いたり、夕日をみたり、、、
リラックスできる環境で過ごすことを心がけましょう。
ステップ3:栄養補給をする
ドーパミンを生成するためには、体に必要な栄養素があります。
特に、チロシン(ドーパミンの前駆物質)や、ビタミンB群、マグネシウムがドーパミン合成に関与しています。
これらの栄養素を含む食事を意識し、必要に応じてサプリメントで補うことも有効な場合もあります。
ただ、チロシンに関しては、ストレス状態から逃れていないなら、ドーパミン作ったってアドレナリンに変換されていっちゃうので無意味です。
ストレス対処してから取らないといけない栄養素ですね。
さて、さて、
モチベーションが湧かないのは、あなたが悪いわけでは無いし、パートナーや子どもがモチベーション低いなら、栄養的な解決あるかもよ!
ということをお伝えしたくて今日のニュースレターにしました。
また、近くでモチベーション低下に悩んでいる人いたら、そっとこの記事を回してくださると嬉しいです。 今日の内容が何か参考になったら嬉しいです!