この頃、癌の方からのご相談もいただきます。
糖尿にしても、癌にしても、代謝疾患なので、体の中で起こってしまっていることはとても似ています。
ただ、がんのほうが代謝疾患としては進んでしまっている状態なので、3ヶ月プロメタボリックアプローチを頑張ったら、「癌が完全に消えました!!」とまでなるかどうかはわかりません。
変化はすぐに感じ始めるけど、2年間はしっかり続けなければいけない、と言われています。
だって、そりゃそうですよね。
今の年齢まで痛めてきた結果として今の症状があるのだとしたら、それって、ある意味同じ年月賭けて取り組まなければならない事なはずです。
私達は添加物を1回食べて、明日癌になる、なんてことはない、と知っているけど、健康療法をしたら、直ぐに結果がほしい!と思うのは違うと思います。
病気にもゆっくりゆっくりなっていくし、健康にもゆっくりゆっくりなっていく。
でも大切なのは、自分がどちらのベクトルに進んでいることなのか、であり、それは、体感でわかるはずなのです。
言えることは、3ヶ月という期間の中で、癌状態をリバースしていくための土台の代謝が上がってくることを実感し、体温がしっかり上がるようになり、体の疲れが全然変わってきて、寒さに苦しむことがなくなり、、、
と、自分の体のベクトルが健康の方に向かい始めている事を実感されます。
世の中、「断食をしたら癌が3ヶ月で消えました!!」的な発信も見ますよね。
癌を標準治療で叩くのも、断食で叩くのも似ている対処法です。 それは、「癌」を敵と見ているし、放射線や抗がん剤や断食で叩く後ろには必ず、健康細胞も叩かれるという事実があるからです。
確かに断食で治る人がいるのかもしれません。
でも、それは標準医療で癌が治る人がいるのと同じことだと考えます。
体のメカニズムを考えたときには、断食でなおそうとするのは、かなり賭けに近い(健康細胞がどこまで耐えれるのかにかけている)ことだと考えます。
糖尿病や癌などの代謝疾患の【根本的な対処】は代謝を上げることです。
だって、代謝がどんどん落ちていった先にその病気があるのですから。 7日間プロメタボリックアプローチでも何を食べるべきかについては結構細かくお伝えしています。
その内容だけでも、今まで健康療法の中で習ってきたことと真逆すぎる!!!
と驚かれる方が本当に多いのですが、 やっぱり、代謝を上げていく食べ物が基本になります。
断食して健康細胞を弱らせている場合ではないです。
代謝を落として、免疫落として、免疫で反応できない体を目指しているのではなく、きちんと反応出来る体を目指しているためのお食事、それがプロメタボリックアプローチです。
そして、7日間チャレンジではどうしてもお伝えしきれない膨大な内容があり、その中には「どう消化吸収させるか」に付いての話もあります。
代謝疾患の後ろには、必ず腸の問題が同時にあります。代謝の問題と腸内微生物の問題は密接に結びついているので、どうやって、腸の機会主義敵微生物を弱小化させていくか、そして、それらが出すアンモニアなどの害を回避して栄養吸収させていくか、という問題を解決する必要があるのです。
腸の段階があるから、ある人にはこの療法が効いた!ってなる一方、他の人には全く駄目だ、ってなる理由だったりもします。
腸の状態によって取り組むことが変わってくるし、必要なアプローチが変わってきます。
ファスティングを始め世の中の腸活は、プロメタボリックアプローチを知っていると、どうしてそうなる???と疑問なものばかり。
ここらへんも本当に大切なところだよな、ってつくづく思います。
以前、参加していた(今は参加していないですが)分子栄養学の勉強会で、結構有名に活躍されている腸活のインフルエンサーの方が参加されてて、「この頃、体の疲れが取れないんだよねー」と悩みを話されていました(汗)
その方の血液データもその時みんなで見たのですが、、、、あちゃーって数値でした。
だからね、世の中で発信されていることは、本当にそうなのかな、だったら、どうしてそう言えるのかな、って判断する姿勢を持って見てほしいと思います。
今日の話がなにか参考になったら嬉しいです!!
