さて、【ストレスに負けない身体シリーズ】の2回目!
今日のタイトルは「プロゲステロンは“守るホルモン”」と言うことでお伝えしていきますね。
ストレスに負けない体をつくるには、 “体の中にちゃんと味方がいること”がとっても大切です。
今日ご紹介するのは、 Peat博士が“最も信頼できるホルモン”と呼んだものです。
その名も―― プロゲステロン。
★プロゲステロン=妊娠のためのホルモン?★
ちょっと女性ホルモンに詳しい方は、そう言うのじゃないかな、って思います。
そう、たしかにそうです。
「妊娠を維持するホルモン」として有名です。
でも、Peat博士はそこだけに注目しませんでした。
彼は言いました:
「プロゲステロンは、“生命を守るために進化してきたホルモン”であり、
ストレス・炎症・老化から体を守る、最も基本的な味方である。」
じゃあ、プロゲステロンって何を守ってくれるのでしょう?
プロゲステロンは次のような働きをします。
- ストレスホルモン(コルチゾール・ACTH)を抑える
- 甲状腺ホルモン(T3)をサポート
- 子宮・乳腺・脳・骨などの組織を守る
- 血糖を安定させ、不安・うつ・PMSを緩和する
- 水分バランスを整え、むくみや炎症を抑える
逆に「プロゲステロンが足りない体」はどうなるか、というと…
- PMSがつらい
- 生理前にメンタルが崩れる
- 肌が乾燥して老けて見える
- 不安感やパニックっぽさが強い
- 寝ても疲れが取れない
つまり、「ストレスにやられる体」ができあがってしまうのです。
★プロゲステロン vs. エストロゲン★
ここも大事です。
Peat博士は「エストロゲン過剰」による問題をとても沢山指摘しています。
エストロゲンが増えすぎると…
- 水分保持 → むくみ、重さ、イライラ
- 炎症促進 → 関節痛、頭痛、肌トラブル
- セロトニン過剰 → 不安、不眠
- 甲状腺抑制 → 冷え、疲れ
そして、これらを中和してくれるのがプロゲステロンなんです。
つまり、プロゲステロンは、“ストレスからあなたを守る盾”なのです。
Peat博士にとって、プロゲステロンは単なる“女性ホルモン”ではなく、
男女問わず、現代人に欠けがちな“生命の防御因子”でした。
特に現代の生活では:
- PUFAの摂取量が多すぎる
- ストレスホルモンが常に高い
- 炭水化物が足りない or 糖を避けすぎ
- ピル・環境ホルモンなどによるエストロゲン過剰
→ これらがどんどんプロゲステロンが働けない状況にしているのです。
では、プロゲステロンを育てる生活習慣のためにはどうしたらいいでしょう?
✔十分な炭水化物(果物・蜂蜜・白米も体感見て)
✔ 動物性タンパク質(卵・乳製品・ゼラチン)
✔飽和脂肪酸(バター・ココナッツオイル)
✔塩分(水分バランスを保つ)
✔寝る前の“糖+塩”サポート
✔ PUFAとストレスホルモンのコントロール
女性ならば、黄体期(生理前の2週間)を意識してケアするのが特に効果的です!
★最後に、あなたに伝えたいこと★
ストレスに強い人というのは、戦ってるんじゃなくて、守りがしっかりしているってことなのです。
プロゲステロンは、あなたの“内なる守護者”
もし今、「守られてない感覚」があるなら、 それはプロゲステロンが足りてないサインかもしれません。
まずは、小さな意識から。
糖とタンパク質を、ちゃんと摂ることから始めてください。
ストレスに耐える体は、【守るホルモン】と一緒に育ちますよ!!
