さあ質問「体温、何度ありますか?」
「平熱は36度未満が普通ですね〜」
「私は昔から体温低いんですよね〜」
「私、体温低い体質なのです〜」
サロンにいらっしゃるクライアントさんは、結構ふつーにそんなふうにおっしゃいます。
私も、過去は、午前にやっと36度前半になるのが日常で、36度9分は微熱だ!37度超えたら発熱してる!!って騒いでるくらいだったので、その感覚はすごくよく分かるのですが、
でも、今なら「ちょっとまってください!!」って言います!
それは、なぜか、というと、
体温=代謝のバロメーターということを知ってしまったから。
体温が低いということは、代謝が低下しているという重大なサインなのです。
身体って、身体が不調を感じるよりも『前』に、体温を低下させて予告してくれてるんです。
ちょっと前に、夜の糖質量が足りてない日が続いたら、身体の感覚は全くネガティブなものを感じてなくても、まずは体温が下がった事に気がついた、という記事書いたと思うのですが、ほんとそうなんです。
今は、体温って、身体がちゃーんと回っているかどうかを示してくれてる指標だなあって感じています。
と、言うわけで、今日は低体温を放置すべきじゃない理由について、お伝えしたいなって思います。
低体温を放置すべきでない3つの理由
理由①:低体温は何と言っても「低エネルギー状態」のサインだから。
体温が低いということは、細胞レベルでエネルギーが作れていないということです。
つまり「代謝が低下している=体が省エネモードに入っている」状態なのです。
この状態では:
- 脳の働きが鈍る
- ホルモンが乱れやすい
- 消化・排泄も遅くなる
…といった全身機能のスローダウンが起こっています。
理由②:慢性病や婦人科トラブルのリスクが上がるから。
Ray Peat博士の理論では、低代謝=ストレスホルモンの常時動員。
つまり、どういうことか、というと、体温が低いと、身体は生き延びようとして
コルチゾールやアドレナリンを過剰に分泌します。
その結果…
- 不眠・疲労感
- PMSや生理不順
- 不妊症
- うつ・不安感
- アレルギーや花粉症
- 甲状腺の機能低下
といった慢性化した不調や将来の病気のリスクが静かに進行してる状態になります。
理由③:「体温=回復力」。治癒力そのものが落ちていくから。
体温が低い人は、風邪も引きやすく、治りにくくありませんか?
実践講座生の方で、
「今まで喉に違和感があったら、その後、ずるずると風邪症状が始まり、寝込むところまで行き、なかなか治らないのが普通だったのに、今は、喉に違和感があって、その後少し青っ鼻が出たけど、それで終わりで回復した!!!免疫力がついたってことですかね?!!!」
と喜んでいらっしゃる方いたのですが、そうなのです。
代謝が上がる=体温上がる=免疫力つく=回復力つく なのです。
代謝が落ちた身体では、免疫細胞の働きも落ち、修復や再生が遅くなります。
特に注意が必要なのは、がん、自己免疫疾患、神経変性疾患などの回避・進行抑制には、代謝(エネルギー代謝)がカギとなっているという点。
体温が上がると、それだけで細胞レベルでの防御力と修復力が回復し始めます。
★つまり、体温=“沈黙のシグナル”に耳を傾けることから始めよう!
これからは、「低体温は体質だから」と片づけるのではなく、「これは今、体がSOSを出しているサインなんだ」と捉え直すことが、あなたの未来の健康への第一歩になるんだよ!!と、声を大にして言いたいです。
で、その身体のサインを受け取ったら、その後どうすればいいの?ですよね。
大事なことは、お食事面とストレス面。
そして、もちろん、睡眠と光も大事です。
積み重ねることを積み重ねていったら、誰でも代謝は上がっていくのです。
プロメタボリックアプローチを真面目に3ヶ月くらい取り組むと、誰しも体温が上がっていきます!
だから、体質だって諦める必要はまったくないのです。
低体温な方は、伸びしろ沢山あるな、って思っておいてくださいね!
