さて、、、
「ダイエットなんかやっちゃだめだよ!!」って言うと、
「でも、ダイエットによって、体調が良くなったよ!!改善したよ!!」 という方もいらっしゃるかもしれません。
だったらダイエットって良いのでは?って、そう思いますよね。
このダイエットしたら体調が良くなった、という裏にはどういう理由があるのでしょう。
それはね、結論を言ってしまうと、
【代謝の健康を損なう病原体への栄養供給が断たれるから。】です。
体調不良を感じていたり、免疫力が落ちたり、代謝が落ちたり、病気があったり、、、それらの根底には、腸に潜む病原体微生物の存在が大きな理由の一つとしてあるのですが、
彼らは莫大な栄養を必要としていて、私達や共益菌から栄養を奪い、アンモニアや硫化水素など私達の体にとってかなりの悪影響になるものを作り出しています。
なので、なんで、ダイエットしてたら体調よいのか、というと、
ダイエットで普段食べていたものを控えることが、PUFAを控えることにつながったり、
また、でんぷん質の炭水化物を控えることにつながったりして、この病原性を持つ機会主義微生物のほうにも栄養が届かなくなり、過剰なアンモニア分泌から回ってしまっていた径路が回らなくなったり、、、と、体の中で良いことが起こるからです。
これによって、「体調がいい!!」を一時的に感じれるはずです。
でも、、、じゃあ、なぜダイエットをおすすめしないのか、というと、ダイエットは常に身体を傷つけるから。
そして、
機会主義的微生物に栄養が行かない状態の後ろで、共益菌達にも栄養がいかなくって、
腸の細胞はますます弱ることになってしまうから。
この一時的なダイエットによって、機会主義的微生物を根絶することなんてできません。
というより、また、食べ始めたら、今度は、前より更に共益菌が弱っている中なので、機会主義的微生物がのさばる環境になってしまっています。
全く、根本原因対処にはなっていないのです。
そして、食べ始めたとき、体はいつまた飢餓が来るかわからない環境何だな、と思っているので、断続的な飢餓状態や、高病原性の微生物との戦いに負ける可能性を感知し、
それに備えようとして、急いでさらに多くの体重を蓄えようとし、さらに強い食欲を刺激し、代謝率を低下させる、という戦略で体を守ろうとするのです。
前より、もっと脂肪が付きやすい!ちょっと食べたらすぐ太る!!!調子悪い!!!
そう感じる方は「やっぱり私はダイエットしなきゃなんだわ」と、またもやダイエット生活に。。。
このヨーヨーダイエットのやり方では、一生この悪循環からは抜け出せません。
そればかりか、次第に体重が増えていくと同時に、次第に代謝が落ちていきます。
代謝って、わたしたちの健康の中心です。
体が生きることを営むときには、多大なエネルギーがあって初めて、潤沢な仕事ができるのですが、代謝って、そのエネルギー生産システムそのものなので、
代謝が落ちるとは、体がエネルギー不足に陥るということで、
つまり、それは、家族経営に例えたら、お父さん(おかあさん)上手にお金を生み出せず、ビンボーでお金ない家になっていってる、ということ。
家が雨漏りし始めたけど、お金なくて、治せないね、、、ってなっていく、ということなのです。
ダイエットの効果は一時的です。結局は体を痛めることに繋がるってことが少しわかってもらえたら嬉しいです。
