あの頃の私は、いわゆる「意識が高い」つもりでした。
マクロビを経て、糖質制限に傾倒し、「糖=悪」「太る原因=炭水化物」と本気で信じていたのです。
妊娠中も「余計な糖は赤ちゃんにもよくないはず」「体重が増えすぎたら難産になる」と、
白いご飯を減らし、甘いものは極力避け、低糖質の食事を自分に課していました。
でも、今ならこう言えます。
あれは「赤ちゃんのためを思って」やっていたのではなく、「赤ちゃんのエネルギーを奪っていた」のだと。
▶ 胎児にとって「糖」は酸素と同じくらい大事
バーンズ博士シリーズでもお伝えしましたが、脳が活動するためのエネルギー源は、ほぼブドウ糖(グルコース)だけです。
お腹の中の赤ちゃんの脳も、当然ブドウ糖で育っています。
つまり、お母さんが糖質を制限するということは、赤ちゃんの脳に届く「燃料」を制限しているのと同じこと。
さらに、糖が不足した母体では何が起こるかというと、体は「足りない!」と判断して、ストレスホルモン(コルチゾールやアドレナリン)を出して、なんとか血糖値を維持しようとします。
つまり、「糖質制限している私」の体内は、常時ストレスモードだったわけです。
お腹の中の赤ちゃんは、お母さんのストレスホルモンの影響をダイレクトに受けます。
▶ 今だからわかる「1ヶ月早く生まれた理由」
予定日より1ヶ月近く早く出てきたこの子。
甲状腺機能が低下した状態では、妊娠を維持するためのプロゲステロンの産生も十分ではなくなることがあります。
プロゲステロンは「妊娠を守るホルモン」。
つまり、糖質制限→甲状腺機能低下→プロゲステロン不足→早産リスク増加、という連鎖が起こり得るのです。
あの子が早く生まれてきたのは、もしかしたら私が「良かれと思って」やっていた食事制限が、一因だったのかもしれない。
…今こうして書いていても、胸がキュッとなります。
▶ でも、自分を責めすぎなくていい
こう書くと、「私も妊娠中に糖質制限してた…」と不安になる方がいるかもしれません。
だから、先に言わせてくださいね。
あなたも私も、「その時の最善」をやっていたんです。
悪意なんてなかった。子供のためを思って、一生懸命だった。
だからこそ、「今知ること」に意味がある、と思っています。
知識は、過去の自分を責めるためではなく、これからの選択を変えるためにあるのだから。
▶ 過去の自分に伝えたいこと
もし、あの頃の私に今の知識を渡せるなら、こう言ってあげたい。
「ご飯、ちゃんと食べなさい。フルーツも。蜂蜜も。」
「赤ちゃんはあなたが食べた糖で脳を育てているんだよ。」
「お腹がすかないように、3時間おきに、ちゃんと糖を含んだものを食べなさい。」
「あなたが食べることを我慢すればするほど、あなたの体はコルチゾールを出して、赤ちゃんにストレスをかけているんだよ。」
…って。
▶ 今の私が確信していること
この子は今、すくすく元気に育ってくれています。
寝言で「幸せだなあ〜」と言ってた子です(笑)。
瞬時に眠って、夜中も一切起きない。代謝が一番高い。
あの子が元気でいてくれることに、心から感謝しています。
そして、あの経験があったからこそ、私は「代謝を上げること」「糖をきちんと摂ること」の大切さを、身をもって伝えられるようになりました。
だから、あえて今日、この話をシェアしようと思いました。
もし、今、糖質に対して恐怖心がある方がいたら。
もし、「食べることが怖い」と感じている方がいたら。
あなたの体は、あなたが食べたもので「エネルギー」を作っています。
食べることは、生きること。
代謝を上げることは、人生を加速させること。
今日の話が、何かの参考になったら嬉しいです!
