前回は「糖を使えなくしている真犯人は、血中の遊離脂肪酸「特にPUFAだ」という、驚きのお話をしました。
脂肪酸が邪魔をして、ミトコンドリアでのエネルギー産生がブロックされてしまう。
では、この有害な状態から細胞を守り、インスリンを分泌する大切な「β細胞」を再生させるには、どうしたら良いのでしょうか?
▶ 糖そのものが、細胞を保護する!
実はいま、非常に興味深い事実がわかってきています。
「グルコース(ブドウ糖)」や「ショ糖(お砂糖)」そのものが、毒素や遊離脂肪酸から膵臓の細胞を守ってくれるというのです!!
細胞がしっかり糖を燃やして(酸化して)エネルギーを作る過程では、「二酸化炭素」がたっぷりと産生されます。
この二酸化炭素こそが超重要!
タンパク質が傷つくのを防ぎ、細胞内のカルシウムバランスを整え、炎症を抑えてくれる「究極の保護因子」なのです。
脂肪を燃やしたときよりも、糖を燃やしたときの方が、同じエネルギー量でもより多くの二酸化炭素が生み出されます。
つまり、良質な糖質を正しくエネルギーにして回すことが、細胞を守る最大の防御になる、ということなんですね。
▶ 私たちを助ける「代わりの武器」たち
さらに、傷ついた代謝細胞をサポートしてくれる心強い味方(栄養素)たちがいます!
✔ ナイアシンアミド&コーヒー(カフェイン)
遊離脂肪酸の分泌を抑え、ミトコンドリアのエネルギー産生を助けてくれます。コーヒーは糖尿病予防に非常に保護的だと言われていますよ!
✔ ビタミンD&ビタミンK、カルシウム
これらは副甲状腺ホルモン(PTH)という「炎症や組織の衰えを促進するホルモン」を抑え込み、二酸化炭素の働きを助けてくれます。
✔ 甲状腺ホルモン(T3)
肝臓に十分な糖(グリコーゲン)があることで作られる活性型ホルモン。
これも二酸化炭素の産生をフルサポートしてくれます。
いかがですか?
「糖を制限して、脂質を燃やせばいい」という単純な計算では、細胞は悲鳴を上げてしまうのです。
私自身、1回目の子育てのときに糖質制限やマクロビにハマって後悔した過去があるので、どうしてもこのメカニズムを知ってほしかったのです。
(マクロビで健康改善がうまく行かなかった方がプロメタボリックアプローチ実践講座にご参加くださり、晴れて自然妊娠されています!)
一歩一歩、進んでいけば必ず体は応えてくれます!
低体温で代謝が落ちているかも……という方も、伸びしろ沢山あるな、って思っておいてくださいね!
食べて整える。食べて代謝を上げる。食べて、自由になる。
この本質を、これからも一緒に学んでいきましょうね♪
3日間のシリーズ、お付き合いいただきありがとうございました!
何かの参考になったら嬉しいです!
