「性格」のせいではなかった — 不安、アルコール、行動の問題からの解放

全5回のシリーズでお伝えしてきた通り、低血糖症は単にお腹が空く病気ではありません。

それは、脳の唯一のエネルギー源である「ブドウ糖」が遮断される危機的な状態です。

最終回となる今回は、低血糖症が私たちの「心」や「行動」にどのような影響を与えるのか、そしてそこから回復する道についてお話しします。

もしあなたが、理由のない不安、アルコールへの渇望、あるいは「キレやすい」性格に悩んでいるなら、その原因はあなたの人間性にあるのではありません。

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甘いものを一生我慢する必要はありません

もしあなたの体温が低く、イライラや手の震え、慢性的な疲労感といった低血糖の症状があるなら、次に気になるのは「どうすれば治るのか?」ということでしょう。

一般的に、低血糖症だと診断されると、医師や栄養士から厳しい食事制限を指導されます。
「甘いものは一切禁止」「糖質を減らせ」「タンパク質をたくさん摂れ」「1日5〜6回に分けて少しずつ食べなさい」……。

確かにこれで一時的に症状は落ち着くかもしれません。ですが、一生この生活を続けるのは大変なストレスですよね。何より、これは「根本的な解決」ではないのです。

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妊娠中の「糖質制限」がなぜ危険だったのか、今だからわかること

あの頃の私は、いわゆる「意識が高い」つもりでした。

マクロビを経て、糖質制限に傾倒し、「糖=悪」「太る原因=炭水化物」と本気で信じていたのです。

妊娠中も「余計な糖は赤ちゃんにもよくないはず」「体重が増えすぎたら難産になる」と、

白いご飯を減らし、甘いものは極力避け、低糖質の食事を自分に課していました。

でも、今ならこう言えます。

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診断の難しさと、信頼できるシンプルなテスト方法!

さて、前回、低血糖症の根本原因が「甲状腺機能低下による肝臓の働きの鈍さ」にあるというお話をしました。

しかし、ここで大きな壁にぶつかる人がいます。

病院に行って血液検査を受けても、「甲状腺の数値は正常です」「血糖値に大きな異常はありません」と言われてしまうのです。

「こんなに辛いのに、異常なし?」

「やはり、私の精神的な問題なのだろうか?」

そう落ち込む前に、バーンズ博士が指摘する「現代医学の検査の落とし穴」と、自宅でできる「最も確実な診断法」を知ってください。

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意外な真犯人 — 甲状腺と肝臓の密接な関係

前回は、低血糖症の症状が「心の弱さ」ではなく、脳のエネルギー切れによって起こることをお話ししました。

そして、そのエネルギー(ブドウ糖)を管理しているのが「肝臓」であることもお伝えしました。

では、なぜあなたの肝臓は、必要な時にブドウ糖を出してくれないのでしょうか?

「インスリンが出すぎているからだ」 「甘いものを食べ過ぎて、膵臓(すいぞう)が疲れているんだ」

そう言われることが多いですが、ブロダ・O・バーンズ博士の研究によれば、真犯人は別の場所にいます。

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低血糖症への希望:あなたの不調の原因は「心」ではなく「肝臓」かもしれない

おさえておきたいことがあります。それはまず、

  1. 脳にとって「ブドウ糖」は酸素と同じということ。

なぜ血糖値が下がると、人はこれほどまでに具合が悪くなるのでしょうか?

それは、『脳が活動するためのエネルギー源が、ほぼブドウ糖(グルコース)だけだから』です。

バーンズ博士は、脳にとってのブドウ糖を「酸素」に例えています。

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【ちょっと待って!】砂糖が悪いって誰が決めたの?

私がまだプロメタボリックアプローチをやり始める前、仕事が立て込んで心も体もズタボロになっていた日のことです。



夜遅く、コンビニで普段だったらジュースなんて絶対買わないけど、どうしても欲しくなって買った100%オレンジジュースを一気に飲み干した瞬間、

「あれ、なにこれ…? 泣きそうなくらい美味しいんだけど…」って思ったんです。


体に染み渡るどころか、頭がスーッと軽くなる感覚がして、

それまでのイライラも、疲労感も、まるで消えてしまったような…

そんな不思議な体験でした。


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感情はホルモンの声:過去の信じ込みが代謝にどう影響するか


多くの人は感情を「心の問題」として扱うけれど、実際は体の代謝システムがつくり出している現象です。


私達が不安を感じるのは、過去のトラウマだけでなく、
甲状腺・副腎・性ホルモンの状態が「今」どうなっているかにも直結していています。


『今』なにかが起こったとして、それがトリガーにはなるのだけど、

実はそんな出来事は『結構些細なこと』である場合がほとんどです。


でも、その出来事に反応して「感情が出る」のには、信じ込み+ホルモンバランスの両方が関わっています。


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血圧が高い事と、プロメタボリック視点

健康診断で「血圧が高いですね」と言われると、多くの人はドキッとしますよね。

降圧剤の話、塩分制限、ストレス…。

「なんとかして下げなきゃ」と思うかもしれません。

でも、プロメタボリック(=代謝中心)な視点では、こう考えます。

高血圧は“エラー”ではなく、“適応”。

体が、代謝の低下を補おうとしているサインです。

つまり、血圧が高いのは「体が代謝を守ろうとしている証拠」なのです。

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コミュニケーションの肝でさえ『代謝』なのではないか

私は、特に今のAI時代、対面じゃなくてもオンラインでも良いから、個人レベルで実際にやり取りしたかどうか、の【コミュニケーション】こそが色々な事を進めることに決め手になることが増えていると感じていますが、

その時に、そもそも心やカラダが整ってなくてエネルギー不足だと、圧倒的に【うまく関わる】ということに難しさが生じると思っています。

実践講座生の中でも、プロメタボリックアプローチを実践していく中で、家族関係が良くなった、とか、パートナシップが良くなった、とか、自分のやりたいことをやるようになった、と【自分】や【相手】との関係がより良好になる方が多いのです。

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