その夏バテ、「代謝クラッシュ」かもしれません。だるさ・やる気の出なさは体の省エネモードのサイン

これは、あっつい夏のお盆を過ぎた頃の話です。

少し過ごしやすくなってきた感覚でしたが、
まだまだ、長崎はあっつかったです。講座生の方とカウンセリングで話ししていると、
汗をかきやすくなった〜!というお声が多かったです。

エネルギーをつくる時には必ず「副産物」として熱が発生します。

なので、代謝が活発になるほど、体は“発熱装置”としてもしっかり稼働している状態になるのですが、体はもちろん体温が上がりやすくなるのは良いけど、上がりすぎると危険なので、更に動いたりして体温が上がることをした場合、放熱システムを発動します。

その代表が発汗ですね。甲状腺ホルモンがしっかり働きだすと、平熱が高くなり、より汗をかきやすいようになるというわけです。

一方で、甲状腺機能低下症の人は代謝が落ちて熱を生みにくく、汗をかきにくい傾向がありますね。

夏バテは「当たり前」ではない

さて、さて、そんな夏の中盤を過ぎて、、、となると、暑さマックスなのから少し和らいでホットもするのだけど、「なんだか体がだるい」「朝からやる気が出ない」「食欲がわかない」…

こんな“夏バテ”の声が増える時期でもあるなあ、とおもっています。
でも、夏バテって、「毎年なるものだから」、って「当たり前」なことではなくって、

その背景にはただの暑さ負けではなく、体の代謝がクラッシュしているサインが隠れている状態なのです。

では、代謝クラッシュとは何でしょう?

私たちの体は「熱をつくり、エネルギーを燃やす」ことで活動しています。

この働きの中心にあるのが甲状腺ホルモンです。

・甲状腺ホルモンは「体のエンジン」
・エネルギーを燃やして体温を保つ
・疲労回復や気分の安定にも関与

ところが、暑さや寝不足、栄養不足、または栄養取っていても、結局はATP(エネルギー)生産不足が続くと、体は「これ以上エネルギーを使うのは危険」と判断し、代謝を下げてしまいます。これが “代謝クラッシュ”とお伝えしていること。

夏バテと代謝の関係

・冷房での冷え/外気との温度差 → 調整するのに、自律神経を使います。エネルギー不足だとここが乱れ、代謝にブレーキ
・食欲不振で糖質・タンパク質不足 → 甲状腺ホルモンが材料不足で働けない
・睡眠不足 → ホルモン全般が乱れ、疲労が回復しにくい

結果として、甲状腺機能低下に似た症状が出ます:
・だるい
・やる気が出ない
・体温が低め
・むくみやすい
・気分の落ち込み

「夏バテだろう」で済ませてしまうと、実は体は“省エネモード”に入っている可能性があります。

回復のためのポイント

① 栄養を意識的に補う
冷たい麺類ばかりでなく、卵・肉・乳製品などタンパク質を意識して。ビタミンB群も代謝に不可欠です。

② 冷えすぎに注意
冷房の効いた部屋では一枚羽織る。温度差ストレスを減らす。

③ 睡眠の質を整える
寝る前のスマホを避け、深い眠りをとることで体の回復をサポート。

④ 甲状腺のケアを意識する
海藻類(ヨウ素)は多すぎても少なすぎてもNGです。魚介類(PUFAすくないものを!)、適度な亜鉛など、甲状腺ホルモンの材料になる栄養素を。

夏バテを「仕方ない」で片付けると、秋以降に疲れが長引いたり、気分の落ち込みに繋がることもあります。

(気分の落ち込みも代謝低下ですよね!!)夏は「代謝クラッシュ」のサインを見逃さず、体のエンジンを守るケアを意識してみてくださいね。


この記事は、石井恵子のニュースレターでお届けした内容をもとにしています。
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