頑張るほど動けなくなるのはなぜ?体の「ブレーキ」を外すのはムチではなく、代謝という潤滑油

「もっと頑張らなきゃ」
「もっと生産的に動かなきゃ」

そう思ってアクセルをグッと踏み込んでいるのに、なぜか車(体)が重くて、ちっとも前に進まない……。

そんな風に感じること、ありませんか?

もしあなたが今、そんな「停滞感」の中にいるとしたら。

それはあなたが「怠けている」からでも、「根性が足りない」からでもありません。

あなたの体が、あなたを守るために「ブレーキ」をかけているだけかもしれないんです。

1. なぜ、アクセルを踏むほど疲れるのか?

私たちはついつい、「動けないのは気合が足りないからだ」と自分にムチを打ってしまいがちです。

でも、生化学的な視点で見ると、全く違う景色が見えてきます。

体が「低代謝(省エネモード)」になっているとき、それは細胞が「今は燃料が足りないから、大きな活動は禁止!」と強力なブレーキをかけている状態なんです。

エンジンオイルが切れて、金属同士がキリキリと擦れ合っている車を想像してみてください。

そんな状態で、もっと速度を出そうとアクセルを力いっぱい踏んだら……どうなるでしょうか?

火花が散って、最後にはエンジンそのものが焼き付いて壊れてしまいますよね。

体も同じです。エネルギー(ATP)が足りない状態で無理に頑張ろうとすると、脳と体は「これ以上は危険だ!」と判断して、さらに強いブレーキ(強制終了)をかけてくる。

これが、頑張れば頑張るほど動けなくなるパターンの正体です。

2. ストレスホルモンという名の「無理やり加速装置」

でも、私たちは「本当は動けないはずの体」を、無理やり動かす方法を知っています。

それが、カフェインだったり、強い意志の力(=アドレナリンやコルチゾール)だったりします。

これは、壊れかけのエンジンにニトロをぶち込んで、一時的に爆速で走らせるようなもの。

その時は動けるかもしれません。でも、その代償として細胞のダメージはさらに深まり、ブレーキはもっと重く、深くかかるようになってしまいます。

気づいた時には、「何をしても楽しくない」「朝、起き上がるのがやっと」という状態になってしまうこともあるんです。

3. 必要なのは「ムチ」ではなく「潤滑油」

もし今、あなたが「頑張りたいのに、頑張れない」というブレーキを感じているのなら。

今必要なのは、アクセルをさらに踏み込むことではありません。

キリキリと音を立てている細胞たちに、たっぷりの「潤滑油」を注いであげること。

その潤滑油とは、ズバリ「代謝(エネルギー代謝)」です。

・脳が安心して働けるだけの、十分な糖(グルコース)
・甲状腺をサポートして、細胞の火を消さない環境
・「今は安全だよ、動いても大丈夫だよ」という脳へのサイン

これらが整ってくると、あんなに重かったブレーキが、スルスルと自然に外れていきます。

頑張らなきゃ!と踏ん張らなくても、気がついたら軽やかに動き出している。
そんな感覚です。

無理に走ろうとするのを、一度お休みしてみませんか?

「どうして私はできないんだろう」と自分を責める代わりに、
「私のブレーキはどこにあるのかな? 何を欲しがっているのかな?」
と、自分の細胞たちの声に耳を傾けてみてください。

潤滑油さえ満ちれば、あなたはまた、本来の輝きを持って勝手に走り出しますから。

「頑張る」の定義が、我慢することから「自分を満たすこと」に変わる。
そんな視点で、今日の自分を労ってあげてくださいね。

代謝高く、軽やかな一日を。


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ぶつけた覚えのない「あざ」は毛細血管のSOS?ストレスから血管を守るゼラチンの力

夜寝る前にゼラチンを入れたホットドリンクを娘と一緒に飲むのが、我が家のブームになっていた時期があります♪
「えっ、ゼラチンを飲むの?」って驚かれるかもしれませんが、実はこれ、すごく理にかなった習慣なんですよ!

以前もゼラチンについてお伝えしましたが、まだまだ語り尽くせない驚きの事実がたくさんあるんです!

あなたは、足や腕に、ぶつけた記憶もないのに「あれ?こんなところにあざができてる」ってこと、ありませんか?
「もしかして私、どこかでぶつけたかな…」なんて考えちゃいますよね。でもね、それって本当なのでしょうか。

実は、それ、単なる不注意ではなく「ストレスと毛細血管からのサイン」かもしれない、というお話です。

1. ストレスは「エネルギー不足」の問題

実は、ストレスというのは単なる精神的な疲れではなく、「エネルギー(ATP)の不足」から起こる全身の問題です。
ストレスを受けると、私たちの体は脂肪を分解してエネルギーを作ろうとします(脂肪分解)。さらに、コルチゾールやエストロゲンといったホルモンが増加し、タンパク質の分解が進んでしまいます。
この時、体の中で最初にダメージを受けやすい組織の一つが「毛細血管」なのです。

2. ストレスホルモンが引き起こす「見えない出血」

1930年代の研究で、内分泌学の権威であるハンス・セリエは「極度のストレスが肺や副腎、腸などの内出血を引き起こす」ことを発見しました。
さらに、エストロゲンというホルモンが過剰になると、ショック状態や毛細血管の脆さ、血液が固まりにくくなる障害を引き起こすことも分かっています。

女性に多い「月経前の自然なあざ」や「鼻血」「歯茎からの出血」などは、決してただの偶然ではなく、こうしたストレスホルモンとエネルギー不足による『毛細血管のSOS』なんです!
これ、意外と病院にいっても「特に異常はありませんね」と言われてしまうことが多いのですが…身体がなんて言っているか、想像してみてくださいね。

3. 細胞と血管を電気的に安定させる「ゼラチン」の凄さ

そこで、再び登場するのが「ゼラチン(グリシン)」です!!
昔の医学では、出血を抑えるためにゼラチン溶液が使われていたのをご存知ですか?
鼻血や過多月経、潰瘍からの出血をすばやくコントロールするために重宝されていたのです。

ゼラチンに豊富に含まれるアミノ酸「グリシン」には、細胞や神経を『電気的に安定させる』という素晴らしい働きがあります。
過度な興奮や炎症、フリーラジカルのダメージから細胞を守り、毛細血管の脆さをカバーしてくれるんです。

エストロゲンなどの「興奮系」ホルモンが体に負担をかけている時、ゼラチン(グリシン)はその対極にある「鎮静系・保護系」として、優しく体を守ってくれます。まさに、ストレス社会を生きる私たちにとって、最強の盾となるわけです。

ということで、今日の話も代謝高く行こうね!という話に落ち着くわけです。毎日のスープやホットドリンクに、ぜひ質の良いゼラチンを取り入れてみてくださいね。

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「健康に良い油」は家畜を太らせるエサだった?植物油脂(PUFA)が”体に良い”と言われるようになった本当の理由

「健康のために、動物性脂肪を避けて植物性の油(サラダ油や種子油)を選んでいます」
そんな風に言われる方、今でもとても多いです。

でもね、それって本当なのでしょうか。

今日は、少し歴史を遡って「なぜ植物性油脂が健康に良いと言われるようになったのか」という、ちょっとショッキングな真実をお伝えしたいと思います。

1. 安く太らせるための「エサ」だった

実は、1950年代頃まで、綿実油や大豆油といった植物の種からとれる油(多価不飽和脂肪酸=PUFA)は、主に塗料やニスの材料として使われていました。

ところが、この油を家畜のエサに混ぜるとどうなるか?
「食べる量が減るのに、急速に丸々と太る」ことがわかったのです。
つまり、代謝をガクッと落として、効率よく脂肪を溜め込ませることができる魔法のエサだったんですね。

農家さんにとっては、安いエサ代で早く太らせて出荷できるので大助かりです。
でも、これが人間の食べ物として「健康に良い」と宣伝され始めたら……あれ?っておもいませんか?

2. 砂糖が悪者にされた理由

「砂糖は避けましょう」、「オメガ3などの油を摂りましょう」
というメッセージ、よく聞きますよね。

でも、糖尿病やガンのような病気は、実は昔から砂糖よりも「不飽和脂肪酸」を多く含む食事によって促進されることがわかっていました。
PUFAは体の中で酸素と結びついて激しく酸化し、細胞のタンパク質やDNAを傷つける有毒な物質(アクロレインやアクリルアミドなど)を作り出します。

それなのに、なぜ「油が良くて、砂糖が悪い」になったのか?
答えは簡単。種子油の業界が、砂糖業界よりも「広告と宣伝」が上手だったからです。
メディアの力で、「コレステロールを上げる動物性脂肪は悪」「植物性油脂は心臓に良い」というイメージが作られてしまったのです。

3. 砂糖は実は「守ってくれる」存在

驚くかもしれませんが、体に十分な糖(エネルギー)があると、遊離脂肪酸のレベルが下がり、かえってPUFAの有毒な影響から体を守ってくれる傾向があります。

「でも、糖化(AGEs)って老化の原因ですよね?」
と聞かれますが、実は糖尿病などで起こるタンパク質の変化は、砂糖そのものよりも、PUFAが分解されてできる毒素の影響が大きいのです。

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「体に良い」と信じて食べているものが、実は代謝を落とし、体を巡る毒素を増やしているとしたら……。
本物の知識を持って、自分の体を守りましょうね!

世間の常識に振り回されず、今日も美味しく食べてしっかりエネルギーを燃やしていきましょう!


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「代謝が高い」は痩せやすいことではない。知っていれば一生モノの「代謝と健康の真実」

以前、お肌のトラブルをテーマに書いた時、「本当に目からウロコでした!」「洗顔フォームやめてみました!」というメッセージをたくさんいただきました。
読んでくださって、ありがとうございます!

さて、今日は少し大きなテーマでお話ししたいと思います。
私たちのコミュニティでもよく使う「代謝(メタボリズム)」という言葉。
世間でも「代謝を上げましょう!」とはよく言われますが…あなたは「代謝」ってそもそも何だと思いますか?

「汗をかきやすいこと?」
「太りにくい体質のこと?」

実は、生化学において「代謝」とは、もっともっと深くて、私たちの「生きる力そのもの」なんです。
今日は、知っていれば一生モノになる、代謝と健康の根本的な真実をお伝えしますね!

1. 代謝=「細胞のエネルギー工場」の稼働率

「代謝が高い」というのは、単に痩せやすいということではありません。
私たちの体は、約37兆個の細胞でできています。その一つ一つの細胞の中にある「エネルギー工場(ミトコンドリア)」が、どれくらい活発に動いて、私たちの活動エネルギー(ATP)を生み出しているか。

これこそが、「代謝」の正体です。

エネルギーがたっぷり作られていると、体はポカポカ温かくなります。
髪はツヤツヤになり、肌のターンオーバーは正常に働き、胃腸はしっかりと食べ物を消化し、心は穏やかでドーパミンや幸せホルモンが満ち溢れます。

逆に代謝が落ちると…?
体温は下がり、冷え性になり、髪は抜け、肌は乾燥し、ちょっとしたことでイライラしたり、不安になったりします。
そう、あらゆる不調の根っこは「代謝の低下(エネルギー不足)」にあるんです。

2. なぜ、世間の「健康法」で代謝が落ちるのか?

ここで、多くの方が陥る罠があります。
「健康になりたい」「痩せたい」と思って、私たちがよくやってしまうこと。

・糖質制限(お米や果物を抜く)
・ファスティング(朝食を抜く、極端な空腹を作る)
・過酷な運動

実はこれらすべて、細胞からすると「大変だ!エネルギー(糖)が入ってこないぞ!飢餓状態だ!」という強烈なストレス(緊急事態)なんです。
すると体は、生き延びるためにアドレナリンやコルチゾールといったストレスホルモンを出して、自らの筋肉や組織を壊してエネルギーに変えようとします。
そして、「これ以上エネルギーを無駄遣いしないように」と、工場の稼働率をギリギリまで落とします。

これが、低体温であり、低代謝です。
良かれと思ってやっていた「制限」が、自分で自分の代謝ブロックを作ってしまっていたんですね…。
顎が外れそうなくらいびっくりしませんか?

3. 代謝を高く保つための「たった一つのシンプルな答え」

それは、細胞という工場が「安心してエネルギーを作れる環境」を整えてあげることです。

私たちが目指す「プロメタボリック(代謝を促進する)アプローチ」の答えは、とてもシンプルです。
細胞のエネルギー工場が喜ぶ「安全なエネルギー源(糖)」と「栄養」を、ストレスなく、絶え間なく届けてあげること。

✔ 恐れずに、良質な「糖(デンプンやフルーツ)」を摂る
✔ 砂糖やフルーツを悪者にしない
✔ ストレスホルモンを出さないために、こまめに栄養を補給する
✔ 十分な睡眠と、安心できる環境を作る

長年「制限」を頑張ってきた方は、最初は糖を摂ることに恐怖心があるかもしれません。
でもね、それって本当なのでしょうか。
私たちの体は、食べたものを燃やしてエネルギーに変えるようにデザインされています。

低体温な方は、伸びしろ沢山あるな、って思っておいてくださいね!
一歩一歩、進んでいけば必ず細胞は応えてくれます。

食べて整える。食べて代謝を上げる。食べて、自由になる。
これが、私たちが一生使える「代謝と健康の真実」です。

体は毎日変化していきます!
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「旅は気力と体力」子ども連れのアメリカ行きで気づいた、比較が感情を変え、感情がエネルギーを左右すること

これは、アメリカに向けて無事に出発し、到着した時の話です。

出発の前々日までカウンセリングと施術が入っていたのですが、前日は丸一日を旅支度に充てて(とはいえ、実践講座生のサポート対応はしつつ…)なんとか夜までにはパッキングを終わらせ、家も片付き、無事に出発できました。

私はアメリカにも3人の子どもがいて、毎年冬は彼らに会いに行くのが恒例になっています。

その年は、そのうちのひとり(上から3番目の娘)がスポーツで膝の靭帯を切ってしまい、手術とその後のサポートが渡米の大きな目的になりました。

当初は私ひとりで行く予定だったのですが、夫の仕事でNY行きの話が出て、最終的には家族全員でアメリカに行くことに。

夫と日本の子どもたちは約10日間一緒に過ごし、その後は私だけが残って看病を続ける予定でした。

小学生3人連れ、そして家を空ける1ヶ月

完全に家を空けることになるので、心配ごとが山ほどありました。

私一人で旅に出るのと、当時小学6年・3年・1年だった子どもたちを連れて出るのとでは、まったく負荷が違います。

帰国後すぐに関西の義実家でのお正月も控えていて、私自身が自宅に戻るのは1ヶ月以上先のことでした。

一番気がかりだったのは―鶏のお世話(笑)。

でもありがたいことに、ご近所の友人たちが引き受けてくれて、これには本当に感謝でした。

荷造りより“気力体力”

持って行く衣類は少ないけれど、アメリカの子どもたちへの日本食材、友人たちへのお土産、夫の仕事関係のお茶・お茶・お茶…。

子どもたちには基本「自分で荷造りさせる」方針なのですが、小1の娘の荷物を確認したら、パンツと靴下ばかり山のようにあって、シャツやズボンは1枚ずつしかないとか(笑)

しかも、出発数日前まで夫の子どもたち2人も滞在していて家はてんやわんや。

そのなかでご飯作って、掃除して、荷造りして…体も頭もフル稼働でした。

なので、無事に出発できただけで本当に達成感がありました。

「旅は体力」ほんとに実感!

旅の最初からすでに実感していましたが、やっぱり「旅は気力と体力」!!

私と夫は将来的にパーマネントトラベラー(定住しない生活)を目指していて、子どもたちがもう少し大きくなったら、もっと旅をしながら暮らすスタイルにしていくつもりです。

今はまだ「助走期間」。

だからこそ、「旅できる体」と「旅を楽しむ心」は、どんなときにも大切な資源だな〜としみじみ感じました。

NYへの移動も、この時は楽勝!

長崎 → 成田 → NYという行程。

この時は成田からNYまで直行便だったので、本当に楽に感じました!!

私も子どもたちも、映画を見たり、少し寝たりしているうちに到着した感じでした。

もちろん一番下の子(7歳)が「ママの膝で寝たい〜」となるので、膝に乗せてずっと起きていたり、足が他の乗客に当たらないよう気をつけたり…完璧に快適とはいきませんが、それでも 「全然楽!」。

「比較」が感情を変える

その2年前、嵐で飛行機が目的空港に着陸できず、11時間のバス移動が追加されて、合計移動時間51時間かかった…そんな体験があるので、この時は全然楽勝に感じました。

子ども連れ、、、で思い出すのは、お腹が妊娠8ヶ月のときに、アメリカから日本に3歳、5歳連れでワンオペで帰省したことがあって、あのときは私は20歳若かったはずだけど、今でも記憶に残るくらい大変だった思い出があります。

子供一人が「トイレ!」というと、お腹が大きい私と、子供2人ともを引き連れて飛行機のトイレに入るとか、ジュースが出たら、こぼすのだけど、それを拭きたいけどお腹大きくてかがむこともできない、とか、眠りたいからママの膝に横になりたいけど、私のお腹がせり出しているからうまく横になれない、とか、あのときは大変だったなあ〜と、まるで自分事じゃなかったように思い出していました。

思えば、私たちっていつも「比較」で感じ方が大きく変わりますよね。

「過去のあれよりマシだから良い」
「前より悪いから不満」

そんなふうに、無意識に何かと比べて一喜一憂しているのが私達です。
自分でも気づかないうちに、比較によって勝手に「嫌な気持ち」になっていることって多いと思っています。

私はそういうとき、自分の感情を検証するようにしています。

「いま私が嫌な気持ちになっているのはなぜ?」
「その理由は、事実?それとも妄想?」

嫌な気持ちが出ているとき、結構妄想(過去から来る信じ込み)がプラスされていや~な感情になっていることが多々あります。

フライト中の出来事から気づいたこと

その時のフライト中、
7歳の娘を膝に寝かせていたら、その足が機内食の食べ残しを蹴ってしまい、サンドイッチが床に散乱。
でも私はその時、身動きが取れずどうにもできない状態。

そんなとき、隣に座っていた独り身の女性が、首枕+毛布で綺麗に寝ている姿が視界に入ってきて、
「なんで私はいつもこんな大変で、あの人はあんなに快適そうなの…!少しは私も寝かせて!」
と一瞬思いそうになったんですが、(コレ、過去の信じ込み、あるあるな反応ですね)

ふと我に返って、
「泣かずに寝てくれてるだけでありがたいなぁ…」
と気持ちを切り替えることができました。

同じ出来事でも、どう捉えるかで感情は全く違ってきます。
それが、「いい旅だった」か「最悪だった」かを分けるんだと実感しました。

感情がエネルギーを左右する

ネガティブな感情に浸っていると、体のエネルギーも消耗します。

せっかく代謝が上がるような栄養を取っていても、感情でエネルギーがダダ漏れしていたら本当にもったいない!

「心と体のエネルギー漏れ」を防ぐことも、健康を保つ大切なポイントだなと感じています。

旅の中では家にいるほど食べ物も気をつけれないタイミングが多々あると思いますが、それはそれで楽しんで過ごそうと思っていました!

すでに機内食でプツッと腕に出ていたし。コレ食べたら体がこうだった、こう感じた、など色々観察するつもりでした!

またインスタの方でもシェアしていきます!


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『血糖値が気になる人ほど、糖を怖がらなくていい』という本を書きました

この度、本を書きました。

『血糖値が気になる人ほど、糖を怖がらなくていい』

2026年10月1日に、Kindleで発売になります。

書こうと思ったきっかけ

「糖は悪くないんだよ」、
とお伝えした時に、言われる言葉。

「もう、訳がわからない…」

「お医者さんに言われていることと逆で、どちらを信じればいいのか分からない」

「今の状態が当たり前すぎて、自分にとっての『元気』がどんな状態だったのか、もう分からない」
そんな方たちに「こういうことです!」、と手渡せるものが欲しかったのです。

健診で、血糖値が高めだと言われた。

だから甘いものを控えた。ご飯も減らした。

体にいいと聞いたことは、ひととおり試してきた。

それなのに、夕方になるとイライラする。

夜中に目が覚める。

甘いものが、どうしてもやめられない。

そして、そんな自分を「意志が弱いんだ」と責めてしまう——。

私も、ずーっとそこにいました。

5年以上、がんばって糖質制限をしていた時期があります。

私自身、ありとあらゆる健康法を片っ端から試しては、思うような体調にならなくて、

「なんで私だけ、いつもこんなに疲れているんだろう」

「どうして、いつもこんなに苛ついているんだろう」

と、ため息をついていた一人です。

この本でお伝えしたいこと

ひとつだけです。

血液の中に糖があふれていても、脳のほうは、燃料が足りずに困っていることがある。

イライラも、眠れない夜も、甘いものへの強い欲求も、あなたの性格や意志の弱さではなくて、燃料の足りなくなった脳が出しているサインかもしれない。

その一点を、7つの章に分けてお話ししています。

「糖は悪者」という思い込みが、そもそもどこから来たのか。

血糖値の数字と、あなたの感じているしんどさが、どうしていつもずれるのか。

「血液は高血糖なのに、脳は燃料不足」というのは、どういうことなのか。

そして、良かれと思ってとっていた油の話も、私自身の少し痛い体験と一緒に書きました。

勉強会に来てくださった方へ

2026年8月に行った一般向けの勉強会に来てくださった方は、「あの日聞いた話かな?」と思われるかもしれません。

先に、お伝えしておきますね。

あの90分でお話ししたのは、この本でいうと、第3章と、第5章・第6章の一部です。

第1章と第2章は、まるごとお話ししていません。

「糖は悪者」という考え方が、そもそもどこから始まったのか。

血糖値の数字と、あなたが感じているしんどさが、どうしてずれてしまうのか。

ここは、本で初めて書いたところです。

第7章も、まるごと足しました。

主治医の先生の話と食い違ったとき、どう考えたらいいのか。

体重が増えてしまったとき、何を見たらいいのか。

そして何より、あの日はご紹介できなかった研究を、たくさん入れました。

油の話も、「研究でも確かめられています」で止めずに、どの研究のことなのかを一本ずつ添えています。

お話は、聞いたそばから流れていってしまいます。

あの日うなずいてくださった方に、手元に残って、何度でも読み返せる形をお渡ししたかったのです。

ひとつ、こだわったこと

研究の話を出すところは、何年に、どの専門誌に出たものなのかを、全部書き添えました。

巻末には、引用した研究の一覧を、PubMedの番号つきで載せています。

研究で分かっていることなのか、レイ・ピート博士の見方なのか、Dr.Stephensの考えなのか、私の考えなのか。

そこも混ぜずに、分けて書くようにしました。

あなたご自身の目で、確かめていただけます。

読んでくださった方へのプレゼント

『危険な油・安全な糖の完全リスト』をご用意しました。

買い物のときに、スマホで見返せる形にしてあります。

受け取り方は、本の中でご案内していますね。

本のページは、こちらです。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0HJWJP7PW

書いている間、ずっと頭にあったのは、初めて相談に来られた方の、あの困った顔でした。

「もう訳がわからない…」

あの日の問いに、まだお会いしていない方にも答えられる形が、やっと作れた気がしています。


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時間の「余裕」が生まれる気づき。一番大事なことを先に置き、糖を補給しながら集中する

これは、やっと朝晩涼しくなってきたかな〜と思ったけど日中はまだバリバリ暑い長崎で、ワンオペ期間を終えた時の話です。

その時は長かった〜2週間半のワンオペ期間でした。

そういうワンオペ期間は時間の余裕がどうしてもなくなってしまい、
気持ちの余裕もなくなってしまいがちだったのですが、
その時はちょっと違いました!

「やること沢山で時間に追われる」って誰しも抱えている事かもしれないので、
ここでは私の新しいチャレンジをシェアしたいと思います。(大丈夫!プロメタ的視点も入れてますから!)

「今日もできなかった」のループ

さて、
「気づいたら一日が終わってた」
「今日、なんだかんだいそがしかったけど、でも、なんか何もしてない気がする…」

あなたはそんな時ってありませんか?

私もその少し前まで、時間に追われてばかりでした。

ToDoリストはどんどんたまるし、
やらなきゃな、やりたいなーってことがあるのに、簡単なタスク、やりやすいタスク、急を要するタスクからやっていて、
とっても大切なはずなのに、期限がない、まだ先なタスクにはなぜか手がつかなくて、、、、

それで、ああ、また今日もできなかったなあ、、、って自己嫌悪
そして、期限ギリギリになってやる…というループ。

世界中の人が集まるオンライン勉強部屋

でも、ある日、あるグループに参加したのです。それは、zoomで世界中の人が集まるオンラインの勉強部屋。

ほら、受験期に【図書館にこもると集中できる】というあの原理です。

そのオンライン勉強部屋への参加はzoom の顔出しが必須で、その中でリードする人がいて、
最初の5分と最後の5分に声掛けをしてくれて、深呼吸とかストレッチを促してくれます。1セッションは1時間だけど前後5分ずつが、そのリフレッシュタイムなので、実質集中し続けるのは50分。

その50分に各自が各自の勉強&仕事をするのです。
そう、zoomでつながったまま。

初めてその勉強グループに参加した時、そのリーダーさんが言いました。

「この1セッションでは、自分の中での最も大きなプロジェクトをやってください。急を要することではなく、大事なこと、いちばん大事なことです。」と。

そして、そのオンライン勉強部屋に何度か参加してみて、いつもの自分の時間の使い方だと到底終わっていないことがサクサク終わることに気がついたのです。

そして、いつもの自分がやれる量よりももっと多くの仕事量をこなせているけど、なんだろ、疲れていない、というか、充実感でやる気が逆にみなぎる、というか…

「この1時間、どこにフォーカスしてエネルギーを使うのか」

それを始めるときにしっかり決めておくこと、他のことは一切しないと決めておくこと、がめちゃくちゃ大事だってこの体験を通して学びました。

やることはいくらでもある。
でも、全部にフォーカスすると、結局、どこにも本気で向き合えない。

ちょっとやってると、携帯の通知音がなり、携帯をなんとなく手に取り、そこで目に入ったものから次のことに流れる。

ADHD気味な私は、よっぽど期限やばい!って追われていない状態だったら、そんな事しょちゅう。

やりたいこと「全部」やるって、
一見ポジティブに聞こえるけど、
集中力やエネルギーって有限だから、
分散すればするほど中途半端になってしまうんですよね。

そして、分散からもとに戻すのにエネルギーを使う。
一個のことから次のことに意識が向かうので集中力のロスが生まれる。
だからやってるつもりでも思ったほどはかどらなかったりする。

そんな状況だったのだなあ、って思います。

大きなボールを先に瓶に入れる

そこから私は、まず今日1日で「一番フォーカスしたいこと」を選ぶようにしました。

例えば、「今日は午前中は講座作りに専念しよう」と決めたら、携帯の通知をオフにします。

そして、50分をワンセッションとして、集中タイムをとります。

なぜ50分か、というと、繰り返しになりますが、最初5分と最後5分が体をストレッチしたり、甘いコーヒー淹れに行ったりの時間になるから。

そして、カウントダウンして集中タイムに突入する、と言った感じです。

その集中タイムを2セッションくらい取ると、その後、休憩が1時間くらい。

その時に、返すメールや雑用的なことや、事務の方への連絡とか、とか、とか、とか、を終わらせます。

そうやって、一番やるべき重要なこと、例えば、私の場合「講座生のカウンセリングの資料作成」だったり、「次のレクチャーのスライド作り」だったりするのだけど、
そういう大事なことに集中する時間を【最初】にとると、『小さな雑務・仕事』がその隙間に入る事ができるのだ、と気がついたのです。

で、気がついたら、1時に次の集中セッションを始める時には、『メインのやるべきこと』+『雑務が終わっていること』になるのです。

それってすごくないですか?

結構、小さな事、雑務を先にやってしまっていると、大きな(自分の中で時間がかかると思っている)案件は後回しになり、雑務が終わった時点で「ああ、今日はもう時間切れだわ〜涙」ってなってるパターンってすっごく多いって思いませんか?

時間は連続なのだけど、自分の中で大きく重要なタスクをする時間を先に押さえることが時間の余裕が生まれる秘訣だと思います。

そういえば!!

今思い出したのですが、ずっと昔に、タイムマネージメントのレクチャーを聞いたことがあって、瓶に大きなボールと小さなビー玉を詰めましょう!って体験をしたことがあったのでした。

これを書きながら思い出しました。笑

瓶の中に入るボールとビー玉の総量は、大きなボールを先に詰めたほうが多く入るのです。

ああ、あの時習っていたのに、こうやって何年も経ってから、やっと理解するに至ったんだなあ、って思います。

私はそうやって、エネルギーの使い方を「選ぶ」ようになってから、
驚くほど時間に余裕を感じられるようになりました。

終わってないなあ〜って心を重く占めることって大型の仕事なのです。

クライアントさんが実際にいらっしゃる、などのその時間が絶対取ってある仕事には、気持ちが持っていかれているってことはまったくないのですもんね。

集中力の要は「糖の補給」

そして、思っていた以上に集中力って、『糖の補給』が要だってこともますます実感しています✨

これはもう、私がいつも口を酸っぱくして言っている事ですね。

『集中モード』として外の環境をいくら整えても、脳がエネルギー不足だったら集中というエネルギーがまったく続きません。

だから、集中の1セッションの時には『必ず』糖を補給できる飲み物をおいてから、深呼吸して始めます。

時間がなくて焦ることの多かった私が、
今では「時間、たっぷりあるなあ…」って
深呼吸できるような感覚の日も増えて、
その感覚がすごく「豊かだなあ」と感じています。

ちなみに、なぜこれで“時間の余裕”が生まれるのか、プロメタ視点をいれると、

・糖が足りない→ストレスホルモンで無理やり覚醒→疲労と決断力低下→より雑務に流れる
・先に“最重要”へ集中+糖の安定補給→決めていることに集中し、他をしないと決めることで意志力を節約しつつ実行機能が最大化→結果、雑務は“隙間”で片付く

意志力を使うって本当に大いにエネルギーを浪費します。

だから、あのスティーブ・ジョブズも毎日同じデザインの服を着ていたって言いますよね。
それは迷う、決めると言う意志力をムダ遣いしないため。

糖をしっかり入れても、いろいろなことに迷っている状態だったら、エネルギーのムダ遣いしている状態なので、効率が悪いです。

【糖をいれる+これをやるって決める】

このセットがとっても大事だと思います。

あ、ちなみに、そのオンライン勉強部屋、最後にブレイクルームに入って、何人かの方とお互いにこの1時間どうだったかをシェアし合うことも含まれていました。

ほんの一言ずつどうだったかシェアして、元のメインルームに戻るという流れ。

わたしが日本から参加するタイミングでは白人の方も少しいるけどインド系の方も多くって、あれ、インドと日本ってあんまり時差がないのかしら…と後で調べてみたり。笑 (時差はたったの3時間半でした!)

本当にオンラインの恩恵を受けている時代だなあって、なんだか、しみじみありがたいと思った出来事でした。

そうやってゆるーく緊張感が続くことも、図書館効果として優秀なのかも知れませんね。

たった1つのことに心から集中すると決める。
そして、集中する時には糖を補給しながら。

それだけで、人生の質ってこんなに変わるんだーーー!!!
って、ちょっと感動だったのでシェアしてみました。

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あなたは今日、どこにエネルギー注ぐと決めますか?


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「ありがとう」を返せる脳には、余力がある|子どもの脳は大人の約2倍の糖を使って心を育てている

一番下の娘が、8歳になった日のことです。

誕生日のリクエストは、「放課後に、ママと2人でデートしたい」。学校が終わってから、2人でアイスを食べに行きました。

夜は家族でごはん。流したのは、わたしがすっごく頑張って作った、この子の成長記録の動画です。生まれてからの記録を詰め込んだら、11時間半の超大作になりました。

中1の姉が作ってくれたケーキを食べて、夫が用意してくれていたプレゼントを渡して。

子どもは誕生日をものすごく楽しみにしているので、その期待に応えるのは毎年なかなか大変です。それでも、応えるべく頑張った一日でした。

その夜遅く、「もう寝るよ」と声をかけると、誕生日だった娘がテーブルで何かを一生懸命書いていました。

翌朝、テーブルの上に、お手紙が置いてありました。

パパ、ママ、お姉ちゃんたち一人ひとりの名前。

本当にありがとう。みんな大好きだよ。誕生日会、うれしかったよ。

誰かに「お礼を書きなさい」と言われたわけではありません。

うれしい気持ちの中で、それを感謝として、手紙で返そうとした。

できることが増えるのとは別に、わたしは「心が育っているかどうか」を、すごく気にしています。だからこそ、ああ、心が育ってきたんだな〜と、とても素敵な気持ちになった朝でした。

この記事では、この「心が育つ」ということを、少しだけ脳の側から見てみます。

8歳の脳は、大人よりずっと多くの糖を使っている

子どもの脳が、どれくらい燃料を使っているのか。

1987年、UCLAのChugani博士らは、PET検査(ブドウ糖に目印をつけて、脳のどこでどれだけ使われているかを写す検査)で、生後5日から15歳までの子ども29人の脳を調べました(Annals of Neurology)。

分かったのは、こういう時間の流れです。

生まれたときの脳のブドウ糖の使い方は、灰白質で100gあたり毎分13〜25マイクロモルと、低い。

それが2歳で、大人と同じ19〜33に追いつきます。

そこで止まらずに上がり続け、3〜4歳で、多くの領域が49〜65に達する。大人のおよそ2倍です。

そしてこの高さが、だいたい9歳ごろまで続きます。

大人の値に戻ってくるのは、10代の後半になってからです。

つまり8歳だった娘の脳は、まだこの高原の上にいた。わたしの脳のおよそ2倍のペースで、糖を使いながら毎日を過ごしていた、ということになります。

体の成長を後回しにしてまで、脳に回している

2014年には、Kuzawa博士らがこのPETのデータとMRIのデータを組み合わせて、脳のブドウ糖の需要を、体全体のエネルギーと比べました(PNAS)。

脳の需要がいちばん大きいのは、脳の割合が最大の「生まれたとき」ではありませんでした。

ピークは、子ども時代。

安静時に体が使うエネルギーに対して、脳のブドウ糖の取り込みは、男の子で66.3%、女の子で65.0%にあたる量でした。

そして、脳の需要がいちばん高い時期と、体重の増え方がいちばんゆっくりな時期が、重なっていた。

脳の代謝が落ち着いてくるにつれて、思春期までのあいだ、今度は体の成長が速くなっていく。

著者たちは、人間の子ども時代の成長がこれほどゆっくりなのは、発達中の脳にかかる燃料の高さを、体の成長を緩めることで埋め合わせているからだ、という考えを支持する結果だとまとめています。

体は、脳に燃料を譲っているのですね。

では、そんなに何に使っているのか

Chugani博士らは、この高い代謝の時期が、発達中の脳で神経細胞やシナプス(神経のつなぎ目)、樹状突起のとげをいったん多めに作り、そのあと余分なものを刈り込んでいく過程の時期と、ぴったり重なっていると指摘しています。

作って、試して、残すものを選ぶ。

子どもの脳は、その工事の真っ最中です。

うれしいを感じる。それが誰のおかげかに気づく。相手の顔を思い浮かべる。言葉を選ぶ。明日の朝に読んでもらうことを考えて、今夜のうちに書いておく。

8歳の子にとって、これはまだ出来上がっていない回路を、何本も同時に使う仕事です。

感謝は、余力のある脳から出てくる

ここからは、わたしの読みです。

以前『マイルドな我慢は、脳の家計簿にどう載るのか』で、脳は予算が足りないとき、結果がすぐに出ないものから削っていく、と書きました。

修復。維持。成長。そして、好奇心や遊び心、「やってみようかな」と思う心の余白。

「してもらったことに気づいて、相手に返す」も、この列に並ぶものだと思うのです。

今日を生き延びるためには、必須ではない。

だから、燃料が足りない脳では、真っ先に後回しにされる。

Dr. Stephensの枠組みでいえば、脳に届く燃料が少ないと、脳はまわりを「危ない」と読み続けます。危ないと読んでいるあいだ、脳の関心は自分を守ることに向いている。

相手のほうを向けるのは、「自分は大丈夫」と感じられているときです。

誕生日の一日は、この子にとって、自分が大切にされていることを浴びる一日だったはずです。

ママを独り占めしたアイスの時間。自分だけの動画。お姉ちゃんのケーキ。

満たされて、安心して、そのうえで、あふれた分を「ありがとう」にして返してきた。

わたしには、あのお手紙が、そういうふうに見えました。

大人の「ありがとう」も、同じ燃料で動いている

大人に置き換えると、思い当たることがあります。

疲れ切っている日は、家族が何かしてくれても、気づかない。気づいても、口に出す前に次の用事に追われている。

そういう自分を見て、「わたしって、感謝の足りない人間なのかしら」と思ってしまう。

でもそれは、性格の欠陥というより、その日の脳の予算の状態かもしれません。

脳は、心の仕事と体の仕事を区別しません。気づく、思いやる、言葉にする、も、ちゃんと燃料を使う仕事です。

子どもの脳が、体の成長を後回しにしてまで燃料を集めて心を育てているように、大人の心の余裕にも、燃料が要る。

「ありがとう」が自然に出てくる日が増えてきたら、それは脳に余力が戻ってきている、ひとつのしるしなのだと思います。


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その夏バテ、「代謝クラッシュ」かもしれません。だるさ・やる気の出なさは体の省エネモードのサイン

これは、あっつい夏のお盆を過ぎた頃の話です。

少し過ごしやすくなってきた感覚でしたが、
まだまだ、長崎はあっつかったです。講座生の方とカウンセリングで話ししていると、
汗をかきやすくなった〜!というお声が多かったです。

エネルギーをつくる時には必ず「副産物」として熱が発生します。

なので、代謝が活発になるほど、体は“発熱装置”としてもしっかり稼働している状態になるのですが、体はもちろん体温が上がりやすくなるのは良いけど、上がりすぎると危険なので、更に動いたりして体温が上がることをした場合、放熱システムを発動します。

その代表が発汗ですね。甲状腺ホルモンがしっかり働きだすと、平熱が高くなり、より汗をかきやすいようになるというわけです。

一方で、甲状腺機能低下症の人は代謝が落ちて熱を生みにくく、汗をかきにくい傾向がありますね。

夏バテは「当たり前」ではない

さて、さて、そんな夏の中盤を過ぎて、、、となると、暑さマックスなのから少し和らいでホットもするのだけど、「なんだか体がだるい」「朝からやる気が出ない」「食欲がわかない」…

こんな“夏バテ”の声が増える時期でもあるなあ、とおもっています。
でも、夏バテって、「毎年なるものだから」、って「当たり前」なことではなくって、

その背景にはただの暑さ負けではなく、体の代謝がクラッシュしているサインが隠れている状態なのです。

では、代謝クラッシュとは何でしょう?

私たちの体は「熱をつくり、エネルギーを燃やす」ことで活動しています。

この働きの中心にあるのが甲状腺ホルモンです。

・甲状腺ホルモンは「体のエンジン」
・エネルギーを燃やして体温を保つ
・疲労回復や気分の安定にも関与

ところが、暑さや寝不足、栄養不足、または栄養取っていても、結局はATP(エネルギー)生産不足が続くと、体は「これ以上エネルギーを使うのは危険」と判断し、代謝を下げてしまいます。これが “代謝クラッシュ”とお伝えしていること。

夏バテと代謝の関係

・冷房での冷え/外気との温度差 → 調整するのに、自律神経を使います。エネルギー不足だとここが乱れ、代謝にブレーキ
・食欲不振で糖質・タンパク質不足 → 甲状腺ホルモンが材料不足で働けない
・睡眠不足 → ホルモン全般が乱れ、疲労が回復しにくい

結果として、甲状腺機能低下に似た症状が出ます:
・だるい
・やる気が出ない
・体温が低め
・むくみやすい
・気分の落ち込み

「夏バテだろう」で済ませてしまうと、実は体は“省エネモード”に入っている可能性があります。

回復のためのポイント

① 栄養を意識的に補う
冷たい麺類ばかりでなく、卵・肉・乳製品などタンパク質を意識して。ビタミンB群も代謝に不可欠です。

② 冷えすぎに注意
冷房の効いた部屋では一枚羽織る。温度差ストレスを減らす。

③ 睡眠の質を整える
寝る前のスマホを避け、深い眠りをとることで体の回復をサポート。

④ 甲状腺のケアを意識する
海藻類(ヨウ素)は多すぎても少なすぎてもNGです。魚介類(PUFAすくないものを!)、適度な亜鉛など、甲状腺ホルモンの材料になる栄養素を。

夏バテを「仕方ない」で片付けると、秋以降に疲れが長引いたり、気分の落ち込みに繋がることもあります。

(気分の落ち込みも代謝低下ですよね!!)夏は「代謝クラッシュ」のサインを見逃さず、体のエンジンを守るケアを意識してみてくださいね。


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うつ病は「ウイルスのせい」なのか? ヘルペスウイルスのたんぱく質SITH-1を、脳のエネルギーから読み直す

2020年、うつ病とヘルペスウイルスの関係を示した研究が、話題になりました。

東京慈恵会医科大学ウイルス学講座の近藤一博先生のグループが、科学誌『iScience』に発表した論文です。

タイトルを訳すと、「ヒトヘルペスウイルス6Bは、潜伏感染のあいだに視床下部-下垂体-副腎系を活性化し、うつ病のリスクを大きく高める」。

「うつ病の原因はウイルスだった」という受け取られ方をされることが多い研究ですが、論文を読み込んでいくと、プロメタボリックの立場からは、少し違う読み方ができると感じています。

この記事では、研究が示したことを順に追いながら、それを脳のエネルギーの側から読み直してみます。

HHV-6は、ほとんどの人がすでに持っているウイルス

主役は、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)です。A型とB型があり、この研究で扱っているのはB型(HHV-6B)。

HHV-6Bは、赤ちゃんの「突発性発疹」を起こすウイルスです。ほとんどの人が、乳幼児期のうちに感染しています。

ヘルペスウイルスの仲間に共通する性質として、一度感染すると、体から出ていきません。

症状が治まったあとも、細胞の中で静かに居続ける。これを潜伏感染と言います。

潜伏しているウイルスは、宿主の状態によって、ときどき再び活性化します。

近藤先生のグループは、以前から、この再活性化と「疲労」の関係を調べてきました。

2016年の論文では、唾液の中に出てくるHHV-6とHHV-7が、疲労のバイオマーカーになることを報告しています。疲れがたまると、潜伏していたウイルスが唾液に出てくる、ということです。

iScienceの論文でも、過重労働で唾液中のHHV-6Bが増えることに触れています。

唾液に出てきたウイルスは、鼻の奥から嗅覚の経路に入り、においを感じる脳の入り口である嗅球にたどり着きます。

そして、嗅球のアストロサイトに潜伏する。

アストロサイトは、神経細胞のまわりにいて、神経細胞に栄養を渡したり、環境を整えたりしている細胞です。脳のエネルギー代謝を支える、裏方の中心的な存在でもあります。

SITH-1というたんぱく質

研究チームが見つけたのは、HHV-6Bが潜伏しているあいだにだけ作られる、SITH-1というたんぱく質でした。

アミノ酸159個の小さなたんぱく質で、ウイルスが盛んに増えているときではなく、静かに潜んでいるときに、アストロサイトの中で作られます。

このSITH-1は、細胞にもともとあるCAML(カルシウム調節リガンド)というたんぱく質と結合します。

結合してできた複合体は、細胞の外にあるカルシウムを、細胞の中へ流れ込ませる。

研究チームは、マウスの嗅球のアストロサイトにSITH-1を作らせる実験を行いました。

すると、

嗅球で、細胞のアポトーシス(プログラムされた細胞死)が増えた。
視床下部-下垂体-副腎系(HPA軸)が過剰に活性化した。
海馬で、新しい神経細胞の生まれ方が落ちた。
そして、うつのような行動が現れた。

HPA軸というのは、ストレスを受けたときに、視床下部から下垂体、下垂体から副腎へと指令が伝わって、コルチゾール(マウスではコルチコステロン)が出る流れのことです。

この実験では、その出発点にあたるCRH(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)などの遺伝子の発現が上がっていました。

人での結果

人については、SITH-1とCAMLの複合体に対する抗体を、血液で調べています。

抗体を持っている人の割合は、うつ病の方で79.8%、健康な方で24.4%。

オッズ比は12.2で、ウイルスと病気の関連としては、かなり強い数字です。

一方で、論文自体が限界も書いています。

SITH-1はHHV-6Bでだけ見つかり、HHV-6AやHHV-7では検出されなかったこと。

人では、脳の中のSITH-1を直接見たのではなく、血液中の抗体で調べていること。

つまり、人について言えるのは「うつ病の方では、この抗体を持っている人がずっと多い」というところまでで、SITH-1が人のうつ病を起こしている、と確定したわけではありません。

健康な人の4人に1人も、抗体を持っていた

この研究を読んで、私がいちばん立ち止まったのは、実は健康な方の数字のほうでした。

健康な方でも、4人に1人は、SITH-1に対する抗体を持っていた。

抗体があるということは、その人の体でも、SITH-1が作られた時期があったと考えられます。

HHV-6Bは、ほとんどの人が持っている。
SITH-1が作られていた人も、健康な人の中にいる。
それでも、うつになる人と、ならない人がいる。

分かれ目は、ウイルスの側だけでは説明がつきません。

ウイルスを抱えている脳の側が、どういう状態にあるのか。そこに目を向ける価値があると思うのです。

カルシウムは、エネルギーの足りない細胞に入ってくる

ここで、SITH-1が何をしているかを、もう一度見てみます。

SITH-1の仕事は、細胞の中にカルシウムを流し込むことでした。

Ray Peat博士は、細胞の中と外のイオンの分布を、細胞のエネルギー状態そのものの表れとして見ていました。

マグネシウムとカリウムは、主に細胞の中にいるもの。ナトリウムとカルシウムは、主に細胞の外にいるもの。

そして、細胞が興奮したり、ストレスを受けたり、エネルギーを失ったりすると、マグネシウムとカリウムを失い、代わりにナトリウムとカルシウムを取り込む、と。

エネルギーが満ちている細胞は、カルシウムを外に置いておくことができます。

エネルギーが足りない細胞では、それが保てない。

Peat博士はさらに、細胞の中のカルシウムが増えると、脂肪を分解する酵素(ホスホリパーゼ)が働いて遊離脂肪酸が生まれ、興奮とたんぱく質の分解が進む、とも書いています。

炎症が細胞のカルシウムの取り込みを増やし、それがうつ病や変性疾患の一因になる、という記述もあります。

この視点に立つと、SITH-1は「カルシウムを細胞に流し込む」という、エネルギーの足りない細胞で起きていることを、外から押し進める一押しに見えてきます。

同じ一押しでも、エネルギーに余裕のある細胞なら持ちこたえられる。

底をつきかけている細胞では、それが最後の一押しになる。

ここは、論文が示したことではなく、私の読み方です。

ウイルスのたんぱく質と、ストレスホルモンと、ATP

この読み方を支えてくれる研究を、Peat博士が紹介しています。

1998年、ストレスと脳の研究で知られるRobert Sapolsky博士のグループが『Journal of Neurochemistry』に発表したものです。

扱っているのはHIVのgp120というたんぱく質で、SITH-1とは別のウイルスの話です。

gp120は神経細胞を傷つけることが知られていますが、そこにストレスホルモン(グルココルチコイド)が加わると、ダメージがさらに大きくなる。

このとき、海馬の神経細胞では、ATPの量が下がり、ミトコンドリアの膜電位も落ちていました。

そして、神経細胞にエネルギーの材料を補うと、ストレスホルモンが神経細胞の生存とカルシウムの動きへの悪影響を強める作用が、止まった。

論文では、その理由の一つとして、ストレスホルモンが海馬の神経細胞への糖の取り込みを落とすことが挙げられています。

Peat博士は、この研究について、ウイルスのペプチドは興奮毒性を強めているだけだ、という趣旨のことを書いています。

ウイルスのたんぱく質が、それ単独で細胞を壊しているのではなく、エネルギーの足りない細胞で起きる「興奮しすぎによる細胞死」を後押ししている、という見方です。

ここにも、カルシウムと、ATPと、ストレスホルモンが、同じ場面に並んで出てきます。

入り口は疲れ、出口はストレスホルモン

SITH-1の流れを、入り口と出口で見てみます。

入り口は、疲れでした。

潜伏しているHHV-6が唾液に出てくるのは、疲れがたまったとき。

出口は、HPA軸の過剰な活性化、つまりストレスホルモンが出続ける状態です。

以前の記事で、脳と血液のあいだにある関所の話を書きました。

ストレスで交感神経が働くたびに、関所を通る糖の流れが絞られる。脳に届く糖が少ないと、脳はそれだけで「危ない」と感じ、交感神経がまた働く。

コルチゾールは、脳が自分を守るために鳴らす非常ベルです。

ところが、そのコルチゾールが、脳の神経細胞への糖の取り込みをさらに落としてしまう。Sapolsky博士のグループが指摘していたのも、まさにこの点でした。

並べると、こうなります。

疲れがたまって、潜伏していたウイルスが目を覚ます。
嗅球のアストロサイトで、SITH-1がカルシウムを流し込む。
HPA軸が入りっぱなしになり、コルチゾールが出続ける。
コルチゾールが脳への糖の取り込みを落とし、脳の燃料がさらに減る。
燃料の減った脳は、もっと疲れやすくなる。

輪になっているのですね。

Peat博士は『ストレスの暗黒面』という記事で、逃げられないストレスによって作られる「学習性無力感」の状態では、血中のT3(活性型の甲状腺ホルモン)が下がり、あらかじめ甲状腺ホルモンを補っておくとそれが防げた、という研究も紹介しています。

呼吸によるエネルギー産生を支える条件が、無力感や神経の変性に対して守りになる、と。

ウイルスの一手が効くかどうかは、その脳のエネルギー代謝がどういう状態にあるかと、切り離せないのだと思います。

「心の問題」でも「ウイルスの問題」でもなく

この研究が話題になったとき、ほっとした方も多かったのではないでしょうか。

やっぱり、心が弱いからではなかった。気持ちの持ちようの問題ではなかった。

一方で、ウイルスが原因なら、自分ではもうどうしようもない、と感じた方もいたと思います。

私は、この研究を「うつ病はウイルスのせい」とは読みません。

「燃料の足りない脳ほど、ウイルスの一手が効いてしまう」

そう読んでいます。

潜伏しているウイルスを体から追い出す方法は、今のところありません。

でも、ウイルスを抱えている脳に、燃料を届け続けることはできます。

疲れを根性で押し切らず、疲れたときほど、脳に燃料を入れる。

交感神経が走り続ける状態を、少しでも早く抜ける。

それは、ウイルスが目を覚ます入り口と、ストレスホルモンが出続ける出口の、両方に関わることです。

最後に、大切なことを一つ。

この記事は、マウスの実験と、血液中の抗体を比べた研究をもとにしています。SITH-1の抗体がある人が必ずうつ病になる、糖を摂ればうつ病が治る、というお話ではありません。

今、お薬を飲んでいる方は、ご自分の判断でやめず、主治医の先生と相談しながら進めてくださいね。

参考文献
Kobayashi N, et al. Human Herpesvirus 6B Greatly Increases Risk of Depression by Activating Hypothalamic-Pituitary-Adrenal Axis during Latent Phase of Infection. iScience. 2020;23(6):101187.
Aoki R, et al. Human herpesvirus 6 and 7 are biomarkers for fatigue, which distinguish between physiological fatigue and pathological fatigue. Biochem Biophys Res Commun. 2016;478(1):424-430.
Brooke SM, et al. Energy dependency of glucocorticoid exacerbation of gp120 neurotoxicity. J Neurochem. 1998;71(3):1187-1193.


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