ローザンヌの宿で起きた「水漏れ」事件の続きをお話しさせてください。
(実はさらなるハプニングが……笑)
その翌日は、夫が仕事で出かける日でした。
午前中に夫を送り出し、私は子どもと近くの大聖堂に歩いていったり、買い物したりしようと思っていたのですが、その後、少し経ってから、またドアをドンドンドン!とノックする音。
少しドキドキしながら「はろー?」と声をかけると、
「昨日の水漏れのことで、下の住人から頼まれて様子を見に来たものです!」
との男性の声。
恐る恐るドアを開けると、男の人が二人立っていました。
前の晩に水漏れがあったことを理解している様子で、その原因がどこにあるのかを私の部屋のバスルームから調べさせて欲しいとのことでした。
男性二人を女子供しかいない場所に入れても大丈夫かな?という思いも一瞬浮かんだのですが、ちゃんと状況をわかっている人たちで、確かにその事を解決しにきたんだろうな、と思い直し、家に入れることに。
二人のうち、一人はフランス語しか話せず、私が状況を伝えても「わからない!」ってジェスチャーで伝えてくるだけだったのですが、一人はわかりやすい英語を話してくれる方で、
今がどういう状況なのか、
今後、何が起きるのか、
など、丁寧に説明しながらことを進めてくれて、安心することが出来ました。
私の心配ポイントは、「そのビルの、私達が借りている部屋のオーナーはこのことをすべて知っているのか?」ということでした。
なので、訪れた二人が「バスルームのタイルを一部壊して、中の状況を確認するから、今から大きな音出して破壊工事するね」って言った時には、
え?それって、私が許可したことが後から問題になってくるのかしら?と思い、
「これって、この家のオーナーは知っているんだよね? 許可していることだよね?」
と確認しました。
すると、この家のオーナーより上の、このビル全体のオーナーがこの問題を解決するように、自分たちを雇っているので、これをするのは問題ないことですよ、と説明してもらい、その後の大きな破壊音にも耐えることが出来ました。
その時は、お風呂の浴槽に大きな穴が空いていて、本当に、とんだハプニングだったな、って思いました(笑)。
「今、何が起きているのか」がわかると心配が減る
でも、この出来事で思ったことは、
「今、何が起きているのか」、そして「次に何が起きるのか」を理解できていると、本当に心配が少ないってこと。
身体のメカニズムも、まさに同じ。
私の講座の中では、脳回復のプロトコールも行うのですが、その過程で起きることは、理解しているのと、理解していないのとでは、捉え方や不安が全く変わるのです。
でも、ややもすると、私達って、その理由をきちんと理解せず、表面的なことだけ見て、大騒ぎしがちです。
例えば、この時起きたことも、「男性二人が泊まっていた宿に突然入ってきて、浴槽をボコボコに壊して行った」という出来事だけを並べたら、「なんてひどい!!!」ってことにも取れるわけです。
でも、その理由や、なぜそれをする必要があるのか、なぜそれが起きているのかを理解したら、「それは起きるべくして起きていることだな」って、冷静にその過程を見ることができるわけです。
体の「工事」を、理由を知って見守る
代謝改善って、そういう部分あるよなーって思うのです。
今、体に起きている「一見不快な反応」や「変化の波」。
それは、体が壊れているサインなのか?
それとも、本来の自分に戻るために必要な「修復(工事)」なのか?
その理由(メカニズム)を理解できれば、闇雲に不安になることはなくなります。
「ああ、今、私の体もタイルを剥がして調査中なのね(笑)」と、どっしりと構えていられる。
理解は、安心を生み、安心は代謝をさらに加速させます。
あなたも、自分の体の「工事」を、理由を知ることで、安心して見守ってあげてくださいね。
この記事は、石井恵子のニュースレターでお届けした内容をもとにしています。
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