ここでは、ちょっと勇気のいることを書きます。
私自身、5年以上、糖質制限をしていました。
しかも「がんばって」やっていました。
糖質を避け続けるって、結構な精神力がいるんですよ。
周りがパスタを食べていても我慢。
おにぎりを横目に、サラダチキン。
甘いものなんて、もう何年も食べていない。
……そういう人ほど、実は体の中で
とんでもないことが起きていたりします。
1. 糖を食べて眠くなるのは、糖が悪いからじゃない
糖質制限を長くやっていた方が、
久しぶりに外食でご飯やパスタを食べたとき。
ガーンと眠気が襲ってきて、
もう起きていられない。
「フードコーマ」と呼ばれるこの現象。
多くの方がこのとき、こう思います。
「やっぱり糖って、体に悪いんだ」
……でもね。
ちょっと待ってください。
それは「糖が悪い」のではなくて、
「糖をうまく利用できない体になっている」サインなんです。
糖質制限を長く続けると、体は糖の代わりに脂質でエネルギーを作ろうとします。
「ケトン体で回っている」と誇らしげに語る方もいますが、
実はこの状態、体にとっては「ストレス代謝」なのです。
つまり、省エネ・サバイバルモード。
健康になったわけではなく、
体が「仕方なく生き延びている」状態。
だからこそ、久々に糖が入ってきたとき、
体がその処理を上手にできず、血糖が乱高下してしまう。
眠くなるのは、糖のせいではなく、
「糖を使えなくなった体」の叫びです。
2. 糖質制限は「健康法」ではなく「生存戦略」
これは、ちょっと厳しい言い方かもしれません。
でも、正直にお伝えしますね。
糖質制限を頑張っているとき、
体は確かに何かが変わったように感じます。
体重が落ちたり。
頭がシャープになった気がしたり。
でもそれ、体が危機モードに入って
コルチゾール(ストレスホルモン)を出しまくって
なんとか血糖を保とうとしている状態なんです。
ストレスホルモンには一時的に「覚醒感」や「やる気」を出す効果があるので、
最初は「調子いい!」と感じます。
でも中長期で見ると、代謝はどんどん落ちていきます。
冷え、抜け毛、夜間覚醒、疲労感……
「あれ? 最初は良かったのに」
そう感じ始めたなら。
体はもう、限界を訴えています。
3. 私が糖質制限をやめて一番驚いたこと
正直に告白します。
糖を取り入れ始めて、
一番驚いた変化は、「髪の毛」でした。
赤ちゃん毛が、わらわらわらわら生えてきたんです。
もともと髪が少ないタイプではなかったので、
「抜け毛で悩んでいる」という自覚はなかったのですが。
でも糖を摂り始めたら、
もう頭中に短い毛がピンピン立ち始めて(笑)。
バカ毛とか、あほ毛とか言いますよね。
あれがもう、すごい量で。
つまり、私の頭皮細胞は
知らず知らずのうちに「エネルギー不足」で
髪の毛の生産をサボっていたんです。
自覚がないまま、体は静かに省エネしていた。
これが、糖質制限の怖さです。
目に見える症状が出る前に、
体はあちこちで「やめてるよ」と静かに手を抜いている。
あなたの体も、静かにサインを出しているかもしれません
ここでお伝えしたかったのは、
「糖質制限を頑張っている自分を責めないでほしい」
ということ。
だって、それは本当に「頑張って」やっていることだから。
でもその頑張りの方向が、
もしかしたら体を追い詰めている可能性がある。
それを知るだけで、次の一歩が変わります。
まずは、朝の一杯のオレンジジュースから。
細胞に糖を届けてあげること。
それだけで、体は「あ、もう省エネしなくていいんだ」と
少しずつ目を覚まし始めます。
薄皮を一枚ずつめくるように、
でも確実に、体は変わっていきます。
この記事は、石井恵子のニュースレターでお届けした内容をもとにしています。
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