「ごめんなさい」「いいよ」が言えるのは脳のエネルギー次第。イライラや許せない気持ちは性格のせいではありません

これは、5人の育児に加えて来客もあり(姉と姪っ子が泊まりに来ていたのですが)、少しお疲れ気味だった日の出来事です。

ワンオペで子どもたちを連れ、家から30分ほど先のイオンへ車で向かっていた時のことでした。

運転しながら「耳学」をしていたせいで、少し注意が散漫になっていたのだと思います。ふと気づくと、なんだか変な道に入り込んでしまい、いつものルートから外れてしまっていました。

「あれれ〜?」なんて思いながら走っていて、イオンの駐車場へと曲がる角が定かではなかった私の不安定な運転のせいで……なんと、後ろから来ていた車とぶつかりそうになってしまったのです!(驚!)

もちろん、後ろの方は急ブレーキを踏みつつ、大きくクラクションを鳴らされました。間一髪でぶつかることはなかったのですが、もう、こればかりは完全に私が悪い。(本当にごめんなさい!)

その後、なんとかイオンの駐車場に入ったのですが、驚いたことに、その車も私と全く同じエリアに入ってこられたのです。そして、私が進む方角へ、ピタリと一緒に進んでこられます。。。

「あああ〜〜怒っているのかな?そりゃ怒るよね。。。」

と冷や汗をかきながら車を停めると、その方も少し離れた場所、でもこちらがバッチリ見える位置に車を停められました。

「これは一言、ちゃんと謝らなきゃ!」

そう思った私は、子どもたちを降ろすより先に車から飛び出し、その方の車へと走り寄りました。

「先ほどの、後ろの車の方ですよね?」と声をかけると、
「ああ〜」と、少し探るような感じのお返事。

私は間髪入れずに、「本当にすみませんでした!!!!!」と深々と頭を下げました。

すると男性は、「あああ〜、よかよか!!!!」と言って、車の後部座席を覗き込み、乗っていたお子さん?の方を向いて何やら話しかけていらっしゃいました。

ホッとしつつ、「本当にすみませんでした!」ともう一度お伝えして、私はその場を立ち去りました。

これ、、、もし私がすぐに謝りに行かなかったら、その方は「一言文句を言ってやろう!」と待ち構えていたのかもしれないな、と思います。

でも、私がためらわずに謝罪に向かったことで(本当に申し訳ないとめちゃくちゃ反省していたので)、相手の方もコロッと気持ちを切り替えてくださったのかもしれません。

私は注意散漫だったけれど、それでも「すぐに謝ろう!」ととっさに動ける“脳のエネルギー”が残っていて本当によかったなああ〜〜〜〜と、心から思ったのでした。

この頃、脳の勉強をするにつけ、すべての司令塔である「脳」の状態を意識するようになっていました。

結局、円滑な人間関係は、お互いに「脳のエネルギー」があって初めて成り立つものだと実感しています。

1. 「心の広さ」ではなく「代謝」の問題

私たちは日常の中で、ついイライラしてしまったり、自分の非を素直に認められなかったり、あるいは他人の小さなミスを許せなかったりすることがありますよね。

これは「性格の問題」や「心の狭さ」として片付けられがちですが、実はもっとシンプルで物理的な理由が潜んでいることが多いのです。

それが「脳のエネルギー不足(代謝の低下)」です。

脳は、私たちの体の中で最もエネルギー(グルコース)を消費する器官です。エネルギーが十分に満ちている時、脳は「安全モード」で機能し、周囲を思いやる余裕、共感力、状況を客観的に判断する力、そしてこの時のように「理性的かつ素直に行動する」ことができます。

2. サバイバルモードでのコミュニケーション

しかし、ストレスや疲労、栄養不足などで脳のエネルギーが枯渇してくると、脳は「サバイバルモード(生存競争モード)」に切り替わります。

サバイバルモードの脳は、とにかく自分を守ることで必死になります。
・相手の行動を「攻撃」だと認識しやすくなる
・自分の非を認めるのが「負け」や「生命の危機」のように感じて防衛的になる
・感情のコントロールが効かず、怒りや不安が爆発する

もしあの日、私の脳が完全にエネルギー切れのサバイバルモードだったら、「あんなにクラクション鳴らさなくてもいいのに!」と逆ギレしたり、怖くて車から降りられなかったりしたかもしれません。

そしてもし、相手の男性の脳がエネルギー切れだったら、私の謝罪を受け入れられず、怒鳴り散らしていたかもしれません。

「ごめんなさい」と言えること。
「いいよ」と許せること。

これらは決して当たり前のことではなく、お互いの脳に豊かなエネルギー(糖がしっかり代謝され、ATPが生み出されている状態)があって初めて交わせる、とても高度なコミュニケーションなのです。

3. 最高の人間関係円滑化スキルとは?

最近、パートナーや子どもへのイライラが止まらない。
どうしても素直になれない。
他人の言動がいちいち気になって許せない。

そんな風に感じている時、自分を責める必要はありません。それはあなたの性格が悪いのではなく、単に「細胞レベルでのエネルギーが枯渇しているサイン」だからです。

心の余裕は、体のエネルギーから。

だからこそ、日々の食事でしっかりと代謝を回し、脳に十分なエネルギーを届けてあげることが、一番の「人間関係円滑化スキル」だと私は思っています。

あなたには今、素直に「ごめんなさい」や「ありがとう」と言える、脳のエネルギーが残っていますか?

体の回復は、人間関係の回復にも必ず繋がっていきます。
ぜひ、ご自身のエネルギー状態を意識してみてくださいね。


この記事は、石井恵子のニュースレターでお届けした内容をもとにしています。
脳と代謝のお話を、メールでお届けしています。

▶ ニュースレターの無料登録はこちら
https://rondo-form.mentalbeauty.workers.dev/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です