これは、1泊2日で福岡に行き、はじめましての方たちと新しいAI技術を使って作業する勉強会に参加した時の話です。
1級建築士の方、税理士の方、デザイナーの方、保育士の方……と、本当に様々な業種の方との時間でした。
さて、プロメタボリックアプローチをやっていき、更に脳機能回復もやっていくと、どんどん自分のキャパが増えていくことを実感します。
プロメタボリックアプローチって、それをやって、疲れがさっと取れる身体、頭がキレキレに働く脳、イライラしない心、そういう状態になって、そして、「あなたは何をしたい???」ってところに行くのだと思っています。
逆に言うと、何をやるにも、私達は「この自分の身体」を通してしか世の中を楽しむことも、活動することも出来ないので、この身体を整えておくことがポテンシャルよく、楽しみ、活動するための最大に重要なことになるのです。
その時、お話させていただいた中で、やはり色んな方がいて、
「AIを使うための教材は買ったけど、でも、まだ読めて無いから導入出来ていないんだよねー、そもそも勉強が嫌いすぎて、、、」とおっしゃっている方もいらっしゃいました。
話を聞くと、私と同じ時期に同じ教材を購入してる。
これを使って、もっと仕事を進めよう!と言う想いは同じであっても、そして、その方向に足を踏み出している、ということは同じでも、もう漫画作ったり、ホームページ作り変えたり、いろんなシステムを動かし始めている私と、その、まだ導入さえしていない、と、その作業会のときに教科書を読んで、うわ〜文字がきつい〜(泣)となっている方との違いはなんでしょう?
私は、本当に、単純に、脳のエネルギー差なだけだって思っています。
その方は、栄養にも気を使っているし、朝からプロテインも飲んでいる。でも同時に、「夜中に目が覚めてしまう(夜間覚醒)」ともおっしゃっていました。
実は、この「夜中の目覚め」というエネルギー漏れを止めることこそが、脳をキレキレに動かすための最大の鍵なんです。
夜中にパッと目が覚めること、ありませんか?
夜中の2時、3時にパッと目が覚めてしまうこと、ありませんか?
「年齢のせいかな」「ストレスかな」と思っている方、多いと思います。
でも実はこれ、肝臓からのSOSかもしれません。
ここでちょっと、その仕組みと対策をお伝えしますね。
1. 夜中に目が覚める「本当の原因」
結論から言います。
夜中に目が覚めるのは、「血糖値が下がりすぎた」サインです。
私たちの体は、寝ている間も脳にエネルギー(ブドウ糖)を送り続けなければなりません。
脳は体の中で一番の「大食漢」で、体重の2%しかないのに、全エネルギーの約20%を消費します。
この寝ている間の脳への燃料供給を担っているのが、肝臓なんです。
肝臓は「グリコーゲン」という形で糖を貯蔵していて、寝ている間、少しずつそれを血液に放出して、脳の「電気代」を払い続けてくれています。
2. 肝臓の「貯金」が底をついたとき
ところが、この肝臓の「グリコーゲン貯金」が少ないと、夜中にエネルギーが足りなくなります。
すると体は「大変だ!脳への燃料が切れる!」と大パニック。
ここで登場するのが、アドレナリンとコルチゾールです。
この2つのストレスホルモンが緊急出動して、体の筋肉や組織を分解してまで糖を作り出そうとします。
Ray Peat博士(レイ・ピート博士)はこの状態を、こう表現しています。
「体がエネルギー不足に陥ると、自分自身の組織を燃やしてでもエネルギーを確保しようとする。それがコルチゾールの役割であり、それは本来、短期的な緊急措置であって、毎晩繰り返されるべきものではない」
つまり、夜中にパッと目が覚めるあの瞬間は、体が「サバイバルモード」に入った証拠なのです。
アドレナリンが出れば、心拍は上がり、体は覚醒し、目が冴えてしまう。
これは体の不具合でも、精神的な問題でもありません。
単純に、肝臓の「貯金」が足りなかった。
それだけなんです。
3. なぜ肝臓の貯金が減るのか
じゃあ、なぜ肝臓のグリコーゲンが十分に貯まらないのでしょうか。
大きな原因は3つです。
✔ 糖質を十分に摂っていない(糖質制限やファスティングをしている)
✔ 肝臓の機能が落ちている(脂肪肝、PUFAの蓄積、エンドトキシン負荷)
✔ 甲状腺機能が低下している(代謝全体が落ちてグリコーゲンを作る力が弱い)
特に私がカウンセリングで多く見るのが、「健康のために糖質を減らしている」方のパターンです。
糖質を減らせば減らすほど、肝臓のグリコーゲンは貯まりません。
当然、夜中の血糖値の底打ちが早くなり、コルチゾールの出番も早くなります。
Peat博士は繰り返しこう伝えていました。
「十分な糖質の摂取は、ストレスホルモンの必要性を減らし、体を安全な状態に保つための最も基本的な方法だ」
つまり、「糖質を減らして健康になろう」と頑張っているその行為が、皮肉にも、肝臓の貯金を空にして、夜中のコルチゾール爆発を引き起こしている可能性がある、ということなのです。
4. 肝臓を強化する「5つのコツ」
では具体的にどうすればいいのか。
今日から試せる肝臓強化のコツをお伝えしますね。
① 寝る前に少しの糖質+脂肪+タンパク質を摂る
Peat博士が繰り返しすすめていたのが、寝る前の「ちょい食べ」です。
ハチミツ小さじ1をなめる。
温かいミルクにハチミツを溶かして飲む。
チーズをひとかけ食べる。
これだけで、肝臓のグリコーゲンがほんの少し補充されて、夜中のコルチゾール発動を遅らせることができます。
牛乳のカゼインタンパク質はゆっくり消化されるので、長時間にわたってアミノ酸を供給してくれるのもポイントです。
② 日中の糖質を十分に摂る
夜の対策だけでは不十分です。
肝臓のグリコーゲンは日中の食事で「貯金」されます。
果物、ジュース、はちみつ、白米など、消化しやすい糖質を日中しっかり摂ること。
これが夜中のエネルギー切れを防ぐ一番の土台です。
特にオレンジジュースは、Peat博士が「肝臓に最も優しいエネルギー源の一つ」として推奨していたものです。
③ PUFAを減らす
多価不飽和脂肪酸(PUFA)は、肝臓に蓄積すると肝機能を低下させます。
植物油(サラダ油、キャノーラ油、ごま油など)を減らし、バター、ココナッツオイルなどの飽和脂肪酸に置き換えていくこと。
PUFAは肝臓のグリコーゲン貯蔵能力を直接的に妨害します。
また、遊離脂肪酸として血中に出てくると、ミトコンドリアでの糖の燃焼を邪魔してしまいます。
「良い油」と言われているものが、実は肝臓の「貯金力」を奪っているケースがとても多いのです。
④ 塩を味方にする
Peat博士は、塩がアドレナリンを抑える効果があると述べていました。
寝る前に少し塩気のあるものを摂る(チーズ、味噌汁など)と、アドレナリンの暴走を抑えて、夜中の覚醒を防ぐ助けになります。
塩を減らしすぎると、体はアドレナリンを余計に出してナトリウムを保持しようとします。
適度な塩は体にとっての「安心材料」なのです。
⑤ ゼラチンで肝臓をサポートする
ゼラチン(コラーゲン)に含まれるグリシンというアミノ酸は、肝臓の解毒機能をサポートし、抗炎症作用もあります。
Peat博士はゼラチンを「最も肝臓に優しいタンパク質源」として推奨していました。
ボーンブロス(骨スープ)やゼラチンパウダーを日常に取り入れることで、肝臓の負担を減らし、グリコーゲン貯蔵のキャパシティを広げてあげることができます。
5. 夜中に目が覚めるのは「体質」ではない
最後にこれだけは伝えたいのですが。
夜中に目が覚めるのは、「体質」でも「年齢」でもありません。
それは、体からの明確なメッセージです。
「エネルギーが足りないよ」「肝臓が疲れているよ」と。
そして、そのメッセージに正しく応えてあげれば、体はちゃんと変わります。
実践講座の生徒さんでも、日中代謝が上がる食材をしっかりとってもらい、さらに寝る前のハチミツミルクを始めると「初めて朝まで一度も起きずに眠れました!」という方が本当に多いんです。
それくらい、シンプルなことで体は変わります。
「食べること」を恐れないでください。
寝る前に糖質を摂ることに罪悪感を持たないでください。
あなたの肝臓は、あなたが食べてくれた糖質を、夜通しかけて脳に届けてくれるのです。
それは体への最高の「おやすみなさい」です。
今夜、ハチミツ小さじ1から、始めてみませんか?
この記事は、石井恵子のニュースレターでお届けした内容をもとにしています。
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